アントワーヌ シュヴァリエ / シャンパーニュ テクタ シルヴァ 2018 (/シャンパーニュ)

FRS0008718
FRS0008718
FRS0008718
在庫状態 : 売り切れ
¥13,000 ¥11,650(税別)

(税込¥12,815)

只今お取扱い出来ません

FavoriteLoadingお気に入りリストに追加

アントワーヌ シュヴァリエ / シャンパーニュ テクタ シルヴァ 2018(泡)

(FRS0008718)

ヴィンテージ:2018

生産国:フランス

生産地:シャンパーニュ

葡萄品種:シャルドネ100

コメント【商品説明】:

【3月から11月はチルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

※数量限定の為、お一人様一本までとさせて頂きます。

ロレーヌ地方に隣接するシャンパーニュの飛び地

コート デ ブランの南東、ロレーヌ地方に隣接するシャンパーニュの飛び地、1971年にAOCシャンパーニュに復帰したヴィトゥリア地区。

白亜土壌の素晴らしいいシャルドネから造られる限定品。

2016年に醸したキュヴェがファーストリリースにも関わらず、既にイタリアや北欧のアンテナの高いバイヤーを虜にしているんだとか。

シャンパンが大好きなVIVITさんの「絶対外さない日本初輸入のシャンパーニュ」がまた増えました。数は少ないんですけども。

 

以下、輸入元コメントです。

Antoine Chevalier

ドメーヌについて

ドメーヌの起源は、アントワーヌの祖父の Guy ギィが、Vitry-en-Perthois ヴィトリ・アン・ペルトワ村の二つのリューディにシャルドネを植樹してブドウ栽培を始めた 1973~75 年に遡ります。この村の村⾧も務めたギイは、ヴィトゥリア地区の AOC シャンパーニュへの復帰に尽力し、1971年にヴィトゥリア地区はAOC への復帰を果たしました。また、ギィは 1973年の地元初の協同組合の設立にも大きく貢献しました。ギイの後を継いだアントワーヌの父ドミニックは、ヴィトリ・アン・ペルトワ村と隣村のCouvrot クヴロ、Val-de-Vière ヴァル・ド・ヴィエ-ルの中で、コートにある有望なリューディを選別して購入していきました。こうして、1973 年に 0.5 ヘクタールにも満たなかったドメーヌの所有畑は、2010 年には 4 ヘクタールにまで広がりました。

ドミニックの息子で現当主のアントワーヌは 1983 年生まれ。アヴィーズの醸造学校を卒業した後、2000 年から 2013 年まで、ブルゴーニュやローヌ、アルデッシュ、ラングドック、シャンパーニュなどのフランス各地と、ニュージーランド、ドイツ、ベルギー、スペイン、ポルトガル、南アなどで、10 年以上に渡りブドウ栽培とワイン造りを学びました。

2014 年に実家に戻って家業に参画したアントワーヌは、父の引退に伴って兄との分割で継承した 2.5 ヘクタールの畑を全面的にビオロジックに転換。また、同時にビオディナミも導入して、エマニュエル・ブロシェなどが加盟する「アソシャション・デ・シャンパーニュ・ビオロジック」にも加盟しました。2020 年のブドウからは AB の認証を取得。2021 年の収穫ブドウからはデメテールの認証も取得しました。

ドメーヌの現在の栽培面積は 2.5 ヘクタールで、10 の区画に分かれていますが、アントワーヌは単一年のリューディの表現をするために、ミレジメのリューディ・キュヴェしか醸造していません。それ以外のブドウは全て地元の協同組合を通じてメゾンに売却しています。

2016 ヴィンテージで初めて醸造したミレジメのキュヴェは、祖父が植樹した樹齢 40 年を超えるシャルドネが栽培されるコートに位置するリューディから造られ、2021 年にリリースされました。アンテナの早い北欧のデンマークやオランダ、スウェーデン、そしてイタリア、アメリカ、英国のインポーターが直ぐに輸入を始め、アントワーヌのシャンパーニュは一躍脚光を浴び、表舞台に登場しました。

 

ドメーヌのリューディについて

ドメーヌは Vitry-e-Perthois ヴィトリ・アン・ペルトワ村と隣村の Couvrot クヴロ、Valde-Vière ヴァル・ド・ヴィエ-ルの 3 つの村に 10 の区画を所有しています。

2016 ヴィンテージのリューディ・キュヴェ Le Bas du Mont de Fourche ル・バ・デュ・モン・フルシュに続き、2017 ヴィンテージでは Le Jardin de Meunier ル・ジャルダン・ド・ムニエ、2018 ヴィンテージでは Les Renardes レ・ルナルドのリューディのキュヴェが醸造されました。

 

セラミックのタンクについて

近年、イタリアの Clayver クレイバー社製のセラミック容器を醸造に使う造り手が増えています。その筆頭格は、醸造を全てセラミック容器に切り替えたブルゴーニュのシャルル・ラショーです。セラミック容器の利点は以下のような点であると言われています。

  • 素材が土と水。天然素材だけなので自然。化学物質は皆無で洗浄も容易。
  • 木の香りがせず、純粋で、樽と違って品質が均等になる。
  • ステンレスタンクと違い、微細孔構造により自然に微量な酸素を供給してくれる。
  • 酸素の透過率は樽よりも 30%低く、樽のようにワインを吸収しないため、補酒も少なくてすむ。

アントワーヌ・シュヴァリエでは、様々な容器の中で、何かドメーヌのワインの個性に適しているかを知るために、初ヴィンテージの時から実験的に少量のヴァン・クレールを、セラミック容器で醸造しています。その結果は、素晴らしいもので、繊細で深みのあるバランスの取れたワインが出来上がっているそうです。しかし、セラミックタンクは非常に高額なため、ドメーヌでは、まだ 2 基しか購入できていないそうです。また、容量が小さい割に設置に大きなスペースが必要になるというデメリットもあるそうです。いずれにしても、木樽は依然としてワインにとって適切な品格のある容器であると考えているため、今後は、完全に密閉されていて、シュール・リーの熟成にあまり適さないステンレスタンクを、セラミックのタンクに切り替えていく計画だそうです。将来的には、木樽 70%、セラミック 30%の醸造比率が理想的であると考えているそうです。

 

ジェッティングについて

ジェッティング(噴射)とは、2000 年代に開発され、ルイ・ロデレールやボランジェなどが導入している技術です。ジェッティングを使うと、瓶詰めやデゴルジュマンの際に SO2 を添加せずに、ワインを酸化から守れることから、ここ数年では小規模なグローワーでも導入する造り手が増えています。

ジェッティングとは、亜硫酸を溶かした超微量(約 0.15 マイクロリットル)の水(もしくはワイン)をデゴルジュマン直後(もしくは瓶詰め時)の瓶首の部分に噴射する技術です。

そうすると、瓶首の液体の表面が泡立って盛り上がり、瓶首の部分の酸素を押し出し、コルクを打栓するまで還元状態を保つことができるというものです。

*1μL(マイクロリットル)は 1mL の 1000 分の 1。1 リットルの 100 万分の 1 という超微量の量です。

酸化を防いで、熟成の一貫性を保てるということで、ボランジェでは、酸化的なスタイルの RD で 2014 年から導入。ルイ・ロデレールも果実の純粋さと緊張感を保つ狙いで、これまでクリスタル・ロゼで用いてきたそうです。クリスタル(白)でも 2014 年で初めて瓶詰め時にジェッティング(噴射)の技術を用いたそうです。

アントワーヌ・シュヴァリエでは、初ヴィンテージ(2016 年)の時から、デゴルジュマンの際にこの技術を使っているそうです。しかし、メゾンのように亜硫酸を溶かさずに、純粋な湧き水だけを使っているそうです。その結果は、ワインに含まれる酸素が制限されるため、フレッシュ感が⾧持ちするようになったそうです。

ジェッティングの様子が分かる動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=3l1aXybIrwk

 

Tecta Silva

品種:シャルドネ 100%(2018 ヴィンテージ)
リューディ:Les Renardes レ・ルナルド

レ・ルナルドは Couvrot クヴロの村にあるリューディ。南西向きのコートで、ドメーヌが所有する区画は 0.4ha。2000 年植樹のマッサルセレクションのシャルドネが栽培されている。

醸造:手摘みで収穫したブドウをタイエクトプレスし、アルコール発酵は 48%をブルゴーニュ産バリック(うち新樽が 1/6)、38%をステンレスタンク、14%をセラミックのタンクで行い、その後も引き続き同じ容器でシュール・リーの状態で熟成させる。マロ発酵は自発的に行い、清澄も濾過も低温安定法も行わずにティラージュする。ティラージュとドザージュのリキュールには、自家製リキュール(ドメーヌのリザーブワインにビオのテンサイ糖を混ぜたもの)使用。

SO2 は圧搾時とマロ発酵のあとに少量添加するのみ。デゴルジュマンの際にはジェッティングを行っている。

2018 ヴィンテージは 8/22 に収穫。2019 年 5 月 4 日ティラージュ。2022 年 4 月 25日デゴルジュマン。ドザージュ・ゼロ(ブリュット・ナチュール)。総生産量 2,327 本+マグナム 60 本。アルコール度数 12.5 度 2022 年 10 月時点での SO2 トータルは 30mg/l。ガス圧は 6.7 気圧。

*Tecta Silva テクタ・シルヴァとは、ラテン語で、「森の屋根」を意味する表現です。この言葉が、クヴロの村の森のような地理的特徴をとてもよく表現していること。そして、このキュヴェが、そのクヴロ村のリューディから生まれたキュヴェであるため、テクタ・シルヴァと命名されました。

 

輸入元:VIVIT

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい