ポデーレ モナステロ / ラ ピネタ 2016 (イタリア)
ポデーレ モナステロ / ラ ピネタ 2016(赤)
ヴィンテージ:2016
生産国:イタリア
生産地:トスカーナ
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
イタリアで美味しいピノ ノワールを造っています。
「ラベルにはピノ・ネロとイタリア語で表記がされていますが,正真正銘,ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの苗木家から提供を受けたブルゴーニュの最上のピノ・ノワールであるクローン777から造られています。」
との事ですが、ピノ ネロとピノ ノワールって同じじゃないの?って思いますよね。品種としては同じなんですが、そもそもピノ ノワール自体が細分化するとクローンの種類が数百もの種類になります。ロマネコンティが使用している苗木を使えば、みんなロマネコンティになってしまうのかって言えば、決してそうでもありませんが、余韻の長さとか、そもそもの葡萄のポテンシャルはやはりクローンで決まります。
クローンって言うと、なんだか少し恐ろしいイメージになりますが、ワイン用の葡萄はその土地に適した葡萄を選出来るように、見た目ではわからない程度の微妙な突然変異ごとに種の保存をしています。何をしているかと言うと、特徴の現れた枝を切り、根を張らせてを繰り返し、苗木を作り、種の代わりにとの苗木を植え、増やしていくのです。
その管理をしているのが「苗木屋さん」って事になりますが、出水商事さんはアンリ グザヴィエ ギヨームさんってフランスの優秀な苗木屋さんの商品を扱っていますから、その辺の情報には核心をついた発表をしてきます。(それ以外のとこは若干大袈裟な表現なときもあるのですが、そこはご愛嬌で)
樹齢もヴィンテージもまだ若いワインですが、すぐさま高い評価を獲得し、真価を発揮する数年後には手の届かない存在となるのだと思います。今のタイミングで楽しんでおくことが、ひとまずのおすすめです。
(ボルドー ブレンドの「カンパナイオ」も造っています)
以下、輸入元コメントです。
遂にイタリア史上最高のピノ・ノワールが誕生した。名実共にボルドーの格付け第1級筆頭に君臨するシャトー・ラフィット・ロートシルトとのジョイント・ヴェンチャーで誕生したロッカ・ディ・フラッシネッロ Rocca di Frassinelloの現醸造長アレッサンドロ・チェライ Alessandro Cellaiが、キァンティ・クラッシコの中心地カステリーナ・イン・キァンティ Castellina in Chiantiに個人所有するわずか1.5haの畑から生まれたピノ・ノワールだ。
イタリア最高のピノ・ノワール造りに情熱を燃やしていたチェライは2000年にポデーレ・モナステロ Podere Monasteroを設立。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの苗木家を招聘して畑を造成,ロマネ・コンティの畑と同じブルゴーニュ最高の777クローンのピノ・ノワールの苗木を植樹してワイン造りを始めた。その執念は初ヴィンテージから早くも実を結んだ。イタリアのピノ・ノワール100%のワインとしてパーカーが史上最高得点となる92点を与えたのだ。しかも,『ワイン・スペクテーター』でも2年連続90点という高評価を獲得。ジャコモ・タキスも『デカンター 2009年5月号』でチェライを《明日のイタリアのスター》に指名すると同時に,彼のピノ・ノワールを大絶賛し,正真正銘イタリア史上最高のピノ・ノワールであることが認められたのである。
実はパーカー・ポイント92点はブルゴーニュ・ワインにとっても極めて高いハードルである。なぜなら,2005年物のブルゴーニュでPP92点を獲得したワインには,ジャン=イヴ・ビゾのヴォーヌ・ロマネ1級,アンリ・ジャイエの孫娘であるセシル・トランブレーのヴォーヌ・ロマネ“ヴィエイユ・ヴィーニュ”,アンリ・ペロ=ミノのヴォーヌ・ロマネなど,そうそうたる顔ぶれが並ぶからだ。また,チェライは残りの1.5haの区画でカベルネ・ソーヴィニョンとメルローを栽培。尊敬するタキスが手掛けたサッシカイヤやパートナーであるシャトー・ラフィット・ロートシルトを彷彿とさせる重厚なボルドー・スタイルのワインを造っている。こちらも、初ヴィンテージから『ワイン・アドヴォケイト』と『ワイン・スペクテーター』の両誌で同時に90点を獲得している素晴らしいワインだ。
1990年代初頭,ボルドー右岸では先駆者シャトー・ヴァランドローを皮切りに次々とガレージワインが誕生したが,トスカーナでそれ以上の超レアなガレージ・ワインが出現した。ぜひ,ポデーレ・モナステロのワインをご堪能下さい。
畑はピノ・ノワールのみが植樹された1.5haの区画で,標高495メートルの東向きの斜面で,石の多い石灰質土壌。ラ・ピネタとは松を意味するイタリア語。ラ・ピネタの区画が松林に囲まれていることから命名された。ラベルに描かれている木も松。
ブドウ樹の仕立ては厳格なギヨで,植樹比率は1ha当り5,900本。剪定時のブドウ樹1本当たりの芽は5-6個。収穫時に残す房の数は最大で3房で,1株から収穫するブドウは400グラム以下に押さえる。
*醸造:
手摘みで収穫したブドウを90%除梗した後,12時間の低温マセレーションを施す。その後フランス,アリエ産のオークの発酵槽でアルコール発酵。発酵温度は25度で,発酵期間は約1週間。発酵終了後も18日間の果皮浸漬を行う。発酵と果皮浸漬の間は1日2回のポンピング・オーバーと1日1回のパンチング・ダウンを実施する。圧搾後,フランス,アリエ産の容量225リットルのミディアム・トーストのバリックに移し,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成はシュール・リーの状態で行い,バトナージュは行わない。熟成終了後,無清澄・無濾過で瓶詰め。
詳しい事は輸入元HPでご確認頂けます。
⇒ http://www.izumitrading.co.jp/winery/italy/toscana/monastero/monastero01.html