カンティーナ ライナ / モンテファルコ サグランティーノ (イタリア)
カンティーナ ライナ / モンテファルコ サグランティーノ 2017 (赤)
VT:2016
生産国:イタリア
生産地:ウンブリア
葡萄品種:サグランティーノ100
コメント【商品説明】:
ウンブリアの魅力の極み。
地中海の恵みを最大限に受け止める半島の国イタリアで、唯一海に面していないウンブリア州。そこで根付く土着の品種がサグランティーノ。リストランテでカメリエレをしていたのが昔すぎて、頭の中ではいつまで経ってもモンテファルコ ディ サグランティーノですが、今はサグランティーノ モンテファルコ。
このブドウの最大の特徴は何と言ってもイタリアで最も強いと評されるタンニン。同じく強い、バローロに使われるネッビオーロのタンニンが(熟成時には)広がりのある柔らかなタンニンに比べ、口の中で重さをストレートに感じる事が出来るメリハリの利いたタンニン。耐久性が高いので、しっかりと保存すればかなり超熟。それは丁寧に扱えばコルクを抜いた後にでも。(限界はありますが)
これを、ジビエ的な赤いお肉とぜひ味わって頂きたいのです。まさに山のワイン。山の国ウンブリアにのみ許された鉄壁のマリアージュ。これさえあればと言う事なしです。
ただ、人気のワインでもありますのでそんなに多くは残っていないとの事。今シーズンの分はお早めに是非。
以下、輸入元コメントです。
Cantina Raina
ワイナリー名のライナは最初にサグランティーノを植えた土地の前オーナーの愛称。この名前にしたのは土地と歴史を残すため。カンティーナ・ライナはウンブリア州にある「イタリアの最も美しい村」の一つとして知られるモンテファルコから東に約4kmの小さな集落の中にあります。設立は2002年。ファブリッツィオ・マリアニ氏が、古い農家の家屋と12haの土地を購入したことに始まります。標高は220m~300m。2002年から2008年にかけて葡萄を植樹。葡萄畑は10ha。赤ワインはコルドン、白ワインはグイヨに仕立てています。
現在のオーナーはファブリッツィオの息子で1978年生まれのフランチェスコ氏。彼は2002年にペルージャの大学で哲学を修め卒業した後に、料理人の道へ。ウンブリア州のレストランで修業を重ねた後、2005年には調理師免許を取得。約2年間、ミシュラン星付きのレストランで勤務。 そして2007年にワイナリーへ加わり畑仕事と醸造学び、現在に至るという変わった経歴の持ち主。現在は同じ歳で農業と醸造を勉強し、フランチェスコの考える自然な葡萄栽培と醸造、そして理想とするワインのスタイルに共感したアンドレア氏との2人が中心となりワイナリーを運営しています。
畑では原則としてビオディナミを実践。化学的な除草剤、殺虫剤などは一切使用していません。銅、硫黄に加えてイラクサ、トクサ、ビヨウヤナギなどを煎じたものを散布。その他、ビオィナミの調剤である500番と501番のプレパラシオンを使用。土地本来のエネルギーを正常化、そして活性化を行っています。収穫は全て手摘み。目指す醸造のスタイルは「自然で栽培され、土地の味が詰まった葡萄を、そのままワインに変えること」そのため、発酵は野生酵母を使用しSO2も必要最小限に抑えるようにしています。
ワイナリーでは自然と技術の融合。目標はテロワールを表現したワインを造ること、しかし自然なワイン造りをし過ぎて味が濁っていてはいけない。あくまでも果実は透明であること。味わいがあることはもちろん、葡萄の個性を楽しんで飲むことができるワイン造り。 熟しすぎている葡萄を使用しないこと。酸がしっかりとある健全な葡萄を収穫すること。そして、余計なタンニンを抽出しすぎないように、発酵期間は他の自然な造りをしている生産者と比べ比較的短いです。
樽を使用する際には葡萄品種本来の個性を損なわないように古樽を使用。そして最後に自動ポンプシステム付きのスレンレスタンクやソフトプレス機などの必要な技術を取り入れること。また、ワイナリーの屋根にはソーラーパネルを敷き電機の一部を賄っています。また、セラーやタンクの洗浄には敷地内にある池の水を使用するなど環境にも配慮するようにしています。
セラーのある建物には、ワインと共に郷土料理も楽しむことができる予約制のレストランも併設。ここでは近隣のオーガニックやビオディナミを実践する農家の野菜や肉、そしてサラミや生ハム、さらには野生のハーブなどを提供するイベントも行われています。ワインと食材、そして食事。スローフード、スローワイン。ウンブリアの恵まれた自然を愛し、料理人としての経験も持つフランチェスコ氏ならではの考えが、そのままワイナリーとなっています。
Montefalco Sagrantino DOCG
力強さとシルキーなタンニンを合わせ持ったライナのフラッグシップ。
サグランティーノを100%使用したライナのフラッグシップワイン。標高250~300m南東向きの畑。収穫は全て手摘み で行います。ステンレスタンクで15日間野生酵母で発酵後、大樽で24ヶ月の熟成。更にステンレスタンクで12ヶ月、ボトルで12ヶ月、計48ヵ月を経て出荷。品種由来の力強さを感じつつも、非常になめらかに仕上げています。 飲むものを魅了するまさにフラッグシップなワインです。 SO2含有量22㎎/L
黒系ワイルドベリーに土やスパイスの複雑な香り。なめらかなタンニン。熟成ポテンシャルを秘めたフルボディ。
輸入元:アズマコーポレーション
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