ヨハネス ツィリンガー / レヴォリューション ピンク ソレラ 2017~2020 (オーストリア)

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ヨハネス ツィリンガー / レヴォリューション ピンク ソレラ 2017~2020(ロゼ)

(ORP0000120)

VT:2017~2020

生産国:オーストリア

生産地:フェルム ゴッツェンドルフ

葡萄品種:レースラー(2020年)50、シラー(2018年~2020年)40、ザンクト・ラウレント(2017~2019年)10

醸造・熟成:天然酵母で自発的な発酵。2020年のレースラーはエレガンスと酸を残すため全房のまま圧搾。ステンレスタンク発酵。500Lの大樽熟成。

2017~2020年のザンクト・ラウレント(ヌーメン・ロゼ)はソレラ・システム。このワインの個性と複雑さを担います。

 

コメント【商品説明】:

なんかもうハチャメチャです。

樽とアンフォラを併用したソレラ システム……。

その工程は彼独自の発想で生み出さているものですが、飲んでみればその液体は情報よりは単純で、とても素直なワインだなって感じます。複雑なようでいて、とても自然なしみこむ感じ。難しいことは考えず、今飲んで美味しいワインがこちらです。2017年の日本市場デビューから、徐々に話題になっているワインです。

に続いて2019年にデビューしたロゼ。酸がハツラツとしていながらも、葡萄本来の果実味の包容力でうまい具合にバランスが取れています。こういうワインが食卓に載ると僕はとても幸せです。

 

↑こちらが、醸造所のドアに描かれていたRevolutionの図なのだそうですが、それを見ても解読はできません。担当さんが「このワインを造ったきっかけは?」と聞いたところ「2013年のリースリングは広がり過ぎる味わいだったのに対して2014年は直線的だったから、遊んでみた。」とのこと。

でもそんな、自由な発想で生まれる彼のワインは、オーストリアの名だたる銘醸を肩を並べ、国内で最高の評価を受けています。こちらも既に輸入元では完売。ご興味のある方はお早めにお試しください。

 

以下、輸入元コメントです。

BIOWEINGUT JOHANNES ZILLINGER

オーガニック栽培された葡萄によるワインは、重要視され需要も高まってきています。ヨハネス・ツィリンガーは家族経営のビオヴァイングートで、フェルム=ゲッツェンドルフ最大の功労者です。ヨハネスの父ハンスは1980年代に既にオーガニック栽培に回帰しており、オーストリアにおけるナチュラルなワイン造りの先駆者のひとりです。畑と葡萄は30年以上、健全な状態で活力を与えられています。
2013年、ヨハネス・ツィリンガーはワインにより葡萄の生命力と香りの力を反映させるため、新たな畑を開墾しました。設備は一新され、ワインはこれまで以上に自由な熟成を経ることとなりました。ツィリンガーでは新旧合わせた手法を採用しています。彼のワインはすべてが特別な個性を持ち、魅惑的で飲みやすさを備えています。350年の歴史にまた新たな1ページが加わりました。

歴史
ヴァインフィアテル東部のこの地域は、イリュリア人とケルト人が葡萄を栽培してワインを造ったのが始まりとされています。フェルム=ゲッツェンドルフは、時のバイエルン州パッサウの修道院によって設立されました。
この地域で最も古い葡萄畑Steinthal(シュタインタール)は、1520年の文献でその名を見ることが出来ます。
現在、ツィリンガー家が管理しているKellerberg(ケラーベアグ)の地下ケラーは、戦時中には防空壕として使われていました。
1673年、ダヴィッド・ツィリンガーがヴァイングートを創始。1980年代までは多くの家族同様に葡萄栽培は副業であり、当時は養豚に力を入れていました。1984年にすべてを有機栽培へと転換し、1994年には純粋なワイナリーとなったのです。

哲学
ハンス・ツィリンガーは、オーストリアにおけるオーガニック栽培の先駆者の一人です。彼は当時すでに、古代の葡萄品種やクローンを探していました。
オーガニック栽培の手法は養豚経験の結果から生まれました。
ハンス 『私たちの豚は、非常に過保護に育てられていましたが、しばしば病気がちでした。抗生物質を用いた治療を試みたりしたのですが、治すことが出来ず、何度か豚達を屠殺せざるを得なくなりました。1980年代、子豚たちが瘢痕から来る病気に苦しんでいた時のこと、従来の治療法は効果がありませんでした。私の父は、その昔は酢を塗付して治療したことを私に教えてくれました。そして、解決したのです。これが私の転機となりました。私はドイツの有機栽培農園を訪れ、見聞を広めました。1984年に、有機農法に転換しました。養豚を含め、様々な農業のすべてに有機栽培を実行することは不可能だったので、事業は自然と絞り込まれ、1994年にはワイン醸造を開始しました』。
彼をワイン造りに導いた決定的事項はSteinthal(シュタインタール)に植わる樹齢100年のSt.Laurent(ザンクト・ラウレント)でした。
『年を問わず、この畑は常に健全で熟した葡萄を育んでくれます。この葡萄は房は少ないものの、とても上質な葡萄です。無農薬栽培に取り組んだ契機であり、知名度の低い品種であっても同様に手間をかけます。』
今日では、30年に渡って有機で栽培された畑はヨハネスに引き継がれています。生命力を引き出された葡萄は、ヨハネスの哲学、セラーでの最低限の干渉によって、長い生命力と多彩な魅力を持ったワインへと昇華します。2013年からは葡萄の購入を止め、すべて自社栽培の葡萄によるワインとなりました。
畑のコンポスト治療のために、畑には50種類ものハーブが植えられています。
『除草と殺虫の効果を持つタイムだけでなくペパーグラスやシトラス・タイムが必要です。畑の緑化だけでなく植物の保護にも繋がります。』

 

NV(2016-2019) Revolution Pink Solera

樹齢:20~110年 畑・土壌:Steilthal 東向き丘陵上部、石灰質砂岩
醸造・熟成:天然酵母で自発的な発酵。2020年のレースラーはエレガンスと酸を残すため全房のまま圧搾。ステンレスタンク発酵。500Lの大樽熟成。
2018年~2020年のシラーはミネラルとボディを出すため短い発酵期間、500Lのオーク樽、アカシア樽熟成。
2017~2020年のザンクト・ラウレント(ヌーメン・ロゼ)はソレラ・システム。このワインの個性と複雑さを担います。
味わい:赤いベリー、複雑でフレッシュ、ミネラル、ジューシーで歓びに満ちたワイン

品種のみならずヴィンテージまで重ねて表現するツィリンガーの旗艦レヴォリューション。

ロゼではなく“ピンク”と命名するところにヨハネスの意地を感じる。

淡い赤と表現した方が良い色調、無濾過・無清澄由来のわずかに曇りのある明るいルビー。

これまでの酸味を基調としたバランスより前面に果実が鮮やかに現れる。

コケモモ、日本のサクランボ。熟した甘さと溌溂とした酸のバランス。

力強く香りが立ち上がる。

ロゼならではのタンニンがエキス化した果実味の塊は口の中で活き活きと躍動。

液体がエネルギーを伴って自由運動をするように伸び、果実が乗っている。

赤果実の上澄みだけを抽出したような純度の高さ、グレープフルーツのような酸味の下支え。

古木のザンクト・ラウレントならではの余韻の長さ。

輸入元:オルヴォー

詳しくはこちらから輸入元ホームページでご確認ください。

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