アンドレ ヴァタン / サンセール レ シャルム (/ロワールフランス)

FRB0011319
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アンドレ ヴァタン / サンセール レ シャルム 2019(白)

(FRB0011319)

VT:2019

生産国:フランス

生産地:ロワール

葡萄品種:ソーヴィニヨン ブラン100

コメント【商品説明】:

なんとなく美味しい複雑な構成のサンセール。

ソムリエとしてレストランのフロアに立っていると「ソーヴィニヨン ブラン飲むならサンセール一択」って方、とても多いです。確かに、ソーヴィニヨンの白が飲みたい状況って、サンセールの様に爽やかな飲み口のワインが欲しい時が殆どなんだと思います。

あまり難しい事を考えないで飲み、嗚呼なんとなく美味しいなと感じられるサンセールって、お食事に寄り添うワインとして非常に優秀だって捉えられると思うのですが、そんな「単調」ともとられがちなサンセールの中に、実は複雑な工程で造られるものがあるよってお話しです。

サンセールをこよなく愛するファンの方々にも絶大な評価を得ているアンドレ ヴァタンさんのサンセール。最大の特徴は自身の保有する畑を土壌のタイプごとに細分化している事。

ソーヴィニヨン ブランはアロマ系の品種の中でも、植えられた土壌や毎年の気候でその芳香やミネラルの質が変化しやすいブドウ品種なので、まずは3種類のサンセールを造ります。彼曰く、フルーティさを出す小石と石灰質土壌の区画、コクとオイリーさを出す白亜石灰質土壌の区画、力強さを出すシレックス土壌の区画。

そのままでも美味しい3種類のサンセールを毎年テイスティング後にブレンドし、ドメーヌの顔となるキュヴェとして造られているのがレ シャルムです。

でですね、これが飲んでみるととてもしっくりくると言うか、なんとなく美味しい至極普通のサンセールなんですよね。勿論いい意味で。普通って、ある意味究極だなって。でも、ふとした瞬間になんか構成が立体的だなって感じるんですね。それが、なんとなく「サンセール飲むなら他の作り手よりアンドレ ヴァタンにしよっかな」に繋がっていくんだなという事は言うまでもありません。

見えない所で積み重ねた手間の分だけ、美味しくなるのがワインなんだなって改めて感じつ事が出来るワインです。

 

 

フィネスさんのワインについて。

ワインって、生産者は概ね「美味しい」状態で出荷するものです。これは、お値段に対してどうかというお話しでは無く、状態としてと言いますか、飲み物としてと言いますか。目玉の飛び出る様なお値段のワインでも、お水よりもお求めやすいワインでも、造り手はその価値には関わらず消費者に「美味しいワイン」を楽しんでもらえたらと想ってワインを造っているはずです。そんなワイン生産地で飲むような、完璧に健全な状態のワインが日本でも楽しめるのが現在の日本のワイン市場。個人的に、その中でも群を抜いて安心感があるのがフィネスさんが輸入したワインです。

例えばですが、現地で同じお値段のワインをフィネスさんと、フィネスさん以外が輸入したワインを比べると、フィネスさんが輸入したワインの方が若干高くなります。その要因として話題になるのが、現地の保管庫から港まで輸送するトラックが定温便かどうかという所。所謂「リーファーコンテナ輸送」とラベルが貼ってあっても、陸路の保証はないんです。もっと言えば、トップページにも書いたように、そもそも論でリーファーコンテナと書いてあっても完全には品質は保証されません。

ヨーロッパで生産されたワインを日本に船で運ぶ時、炎天下の赤道を必ず通ります。その際のコンテナ内の温度変化が大きいと、ワインのポテンシャルの維持は不可能です。美味しかったはずのワインが「美味しくない事もないけど、こんなもんかな」ってなっている時、それは感じられないくらいの微細な劣化の可能性があるのです。

で、結局の所海上で健全に輸送されたかという確認は「飲んでみるしかない」って事になるのですが、フィネスさんは入荷時はもちろん、プレミアムワインにおいても経年変化のテイスティングを徹底し、その品質は業界からも評価されています。

そんなこんなで他の輸入元のワインよりも輸送や検査にコストがかかるので、多少は割高になるのですが、日本でヨーロッパの繊細なワインを楽しもうと思った時に、こんなに心強い存在はありません。フィネスさんの取り扱う生産者が、希少性の高い生産者ばかりであるのもそういった背景があってこそ。

もちろん、フィネスさん以外にも優秀な輸入元はたくさんありますし、吉澤ワイン商店で扱うワインはそういった努力を怠らない皆様から少しずつ分けて頂いているものです。ワインが良質だからこそ、それぞれの輸入元の傾向ですとか、バイヤーさんの好みなどが感じて頂けるのだと思います。そういった目線でワインを味わってみるのも面白いのではないでしょうか。各輸入元のワインは、右にあるサイドバーの「輸入元から探す」からお探しいただけますので、お気に入りのワインに出会ったらぜひチェックしてみてくださいませ。

フィネスさんのワインはこちらのボタンでも。

その他色々ございます

 

以下、輸入元コメントです。

DOMAINE ANDRE VATAN

4代に渡って葡萄栽培を続けているこのドメーヌは、現在14haの畑を所有しています。真面目で温厚な性格の現当主アンドレ ヴァタン氏は丁寧な畑の手入れを心掛け、区画によるテロワールの違いを見事なアサンブラージュによってまとめ上げた、秀逸なサンセールを造っています。

14haの畑は約40の区画に分けられ、白土と石灰土壌の畑、小石と石灰土壌の畑、シレックス(火打石)土壌の畑の3つのタイプがあります。斜面の畑には畝ごとに草を残して土壌が流れてしまうのを防ぎ、微生物の作用によって畑を活性化させるようにしています。

アルコール醗酵は温度調節のできるグラスファイバー製のタンクで行われ、熟成はステンレスタンクや新樽が使われます。週1回の割合でバトナージュが行われ、澱の旨味を引き出してワインに厚みを与えています。アサンブラージュの割合はスーチラージュの時の試飲によって決められます。

 

SANCERRE LES CHARMES

ソーヴィニヨン ブラン種100%。フルーティさを出す小石と石灰質土壌の区画、コクとオイリーさを出す白亜石灰質土壌の区画、力強さを出すシレックス土壌の区画を土壌ごとに別々に醸造して、最後にアサンブラージュして仕上げています。グレープフルーツを連想させるような柑橘類の香りが芳しく、爽やかなフルーティさとミネラル、キレの良い酸で飲み口が非常に心地良いです。

 

(参照:輸入元フィネス「生産者資料」より)

 

輸入元:フィネス

輸入元ホームページでもご確認いただけます。

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい