ヴァンサン ヴァンジエ / ブルゴーニュ アリゴテ 2020 (フランス/ブルゴーニュ)

FRB0018220
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ヴァンサン ヴァンジエ / ブルゴーニュ アリゴテ 2020 (白)

(FRB0018220)

VT:2020

生産国:フランス

生産地:ブルゴーニュ

葡萄品種:アリゴテ100

コメント【商品説明】:

アリゴテの現状。

ブルゴーニュのアリゴテ、流行ってますよね。そもそも「アリゴテって聞いたことあるけど、どんなだっけ?」って方に端的にご説明するとすれば、一昔前は「酸っぱいシャルドネ」なんて、不名誉な形容をされていいたブドウです。

シャルドネからの突然変異の亜種で、鋭利な酸が特徴。あまりに酸っぱいのでブルゴーニュ名産のカシスのリキュールで割っていたのが有名な「キール」という名のカクテルです。

品種的な特徴でもある酸が攻撃的だったので、2003年、2009年等の高温な年、2005年、2010年等の最良の年などはアリゴテも見事に完熟した年は「アリゴテなのにバランス良くて旨いから今年は買いでしょう」なんて言われたものです。

ところが、だんだんその流れに変化が出てきたのです。「なんか、アリゴテ毎年美味しくない?」って。背景にあるのは温暖化の恩恵。酸を抱擁する果実味が備わったアリゴテは、果実味が酸を相殺し、とても優れたバランスになっていました。なので、たくさんの生産者が数年前からアリゴテに手を伸ばしています。

しかし、そこで市場はまた混乱します。「で、アリゴテの個性ってなんだっけ?」って。

「酸っぱいシャルドネ」が酸っぱくなくなると、シャルドネみたいになってしまって、ここで改めてシャルドネの個性って何って事になるのですが、シャルドネの個性は「無個性だから土壌のミネラルや樽などの影響を受けやすい」なので、アリゴテもシャルドネも無個性になったら区別が難しいよね…って。

そこで、アリゴテの個性を模索しようと、アリゴテに対して色々な造り手が色々なアプローチのワインを模索した結果、一層アリゴテって品種が分からなくなってしまっているのが2022年現在のアリゴテの近況です。

アリゴテが内包する酸はミネラルとしてとても個性的で、熟成によってそれは開花します。でも、そこまで熟成させる前に消費されてしまします。そんな状況でも生産量が増えるアリゴテの未来について想像を膨らませるのはとても楽しい事ですが、ふと思うんですよね「昔みたいな酸っぱいアリゴテ飲みたいな」って。

 

冷涼な地で表現するアリゴテのオリジン。

酸っぱいアリゴテを探し求め、見つけたワインがこちらです。ブルゴーニュでも特に冷涼な北の方、シャブリの手前にありました。

シャブリの少し南のプレイー村は、村の一部はシャブリを名乗る事が許された村なので、シャルドネを植えればシャブリとしてリリースできます。なのでおそらく、シャブリを名乗れない畑に植わっているアリゴテなのでしょう。

(ヴァンサン ヴァンジエも元々シャブリジェンヌにブドウを供給していた、シャブリも造る生産者です)

でも、気候は冷涼なので昔のアリゴテの「あの」感じがまだ残っています。なんか、数年味わっていなかっただけですが再開の喜びを感じてしまいます。

シャブリの村にもシャブリを名乗れない区画はありますが、シャブリの村のアリゴテは日本ではあまり見ませんから、ここプレイーがアリゴテの北端に近いと言っても良いかもですよね。

アリゴテの「あの」感じを久しぶりに味わいたい方、アリゴテ、最近よく見かけるけど特徴が掴みにくい方、このワインでそこん所を楽しんでみるのも一興かと。

 

以下、輸入元コメントです。

Vincent Wengier

シャブリ村の5km南、プレイー村に1930年より続くぶどう栽培家で、1998年に3代目ヴァンサン・ヴァンジエが継承しました。同年、化学肥料と殺虫剤、防腐剤の使用を止めてリュット・レゾネ栽培を開始。造ったワインはお父さんの代から加盟していた協同組合「ラ・シャブリジェンヌ」やネゴシアンにバルクで販売してきました。

「私は自分の仕事に真面目に打ち込んでいただけですが、多くのネゴシアンやクルティエたちから、あなたのワインは本当に美味しいと言われ続けるうちに、自分でビン詰めしてみたいと思うようになりました。また、かつて「ドメーヌ・ド・ラ・コンシエルジュリー」(オーナーのクリスチャン・アディーヌの引退時に「ジャン・マルク・ブロカール」に売却されたビオロジック・ドメーヌ)に学んだビオロジック栽培を実践することで、もっと美味しいワインを造ることができるのではないかと考えました」。

こうして2018年、総面積27ヘクタールを擁する新ドメーヌ「ヴァンサン・ヴァンジエ」が誕生し、翌2019年、厳格なサステナブルの認証である「Haute Valeur Environnementale(高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得すると同時に、ビオロジック栽培への転換を果たしました。(「エコセール」に申請済みで、2023年に認証を取得する予定です)。

みずみずしい口当たりとたっぷりとしたリッチテイストを高次元で両立し、普通に「美味しい」としか言いようがない彼の作品は、発売早々にして各国のワインバイヤー陣をうならせ、ワインメディアの注目を集め、各種ワインコンクールで多数の金賞を受賞することになりました。

「美味しいと言っていただけることは本当に嬉しいです。ただ、私はぶどうが発酵してワインになるために最適な環境を作るサポートをしているに過ぎず、その品質や味わいは、健康な土壌で培われる、ぶどう自身の力によるものです」。

 

Bourgogne Aligoté

プレイー村に10ha。キンメリッジアン土壌。平均樹齢20年。ステンレスタンクで発酵後、10ヶ月間シュール・リー熟成。花束のような芳香と、柑橘系の爽快な味わいをお楽しみいただけます。2020年ヴィンテージは、2021年度「ジルベール&ガイヤール国際コンクール」金賞受賞。

 

輸入元:ヌーヴェルセレクション

https://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1000094

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