ブリューノ デゾネイ ビセイ / ヴォーヌ ロマネ VV (フランス/ブルゴーニュ)
ブリューノ デゾネイ ビセイ / ヴォーヌ ロマネ VV 2017(赤)
VT:2017
生産国:フランス
生産地:ブルゴーニュ
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
大丈夫。ブリューノ デゾネイさんのワインはいつでも美味しいですから。
2017年のブルゴーニュ、買うなら「今」です。
このページをお客様がご覧になるのがいつかはわからないのですが、最良の年のブルゴーニュの買い時は、だいたい常に「今」ですから。
ブルゴーニュ好きの方にはベストの年になるのではないかと噂が先行している2017年。雨が少なく風味と酸味が凝縮した2015年、霜に泣き大幅な減産となった2016年、リリースはまだ先ですが収量も多く期待も高い2018年、暑かった中で酸も維持しやや収量の落ちた2019年。どれも控えめに言っても良い年になりそうな気配は有るのですが、2017年がなんでそこまで注目されるのか。
風味は豊かなのにミネラルも豊富、おしとやかな酸が細く長く続く余韻を楽しませてくれ、なにより収量も多く豊作。豊作だとたくさんブトウが採れるから希少価値が下がるんじゃないの?って心配なんてどこ吹く風、抜群のバランスで需要は高まり、早く飲んでも熟成させてもその時々で香りの変化を見せてくれる。ビックヴィンテージに聞かれる条件がすべてそろっているので、関係者はざわざわしているのです。
まず、お試しに何でもいいので飲んでみましょう、2017のブルゴーニュ。若いですが、香りが液体から溢れるのを我慢しているかの様な、素敵なワインがそこにあるはずです。
フィネスさんのワインについて。
ワインって、生産者は概ね「美味しい」状態で出荷するものです。これは、お値段に対してどうかというお話しでは無く、状態としてと言いますか、飲み物としてと言いますか。目玉の飛び出る様なお値段のワインでも、お水よりもお求めやすいワインでも、造り手はその価値には関わらず消費者に「美味しいワイン」を楽しんでもらえたらと想ってワインを造っているはずです。そんなワイン生産地で飲むような、完璧に健全な状態のワインが日本でも楽しめるのが現在の日本のワイン市場。個人的に、その中でも群を抜いて安心感があるのがフィネスさんが輸入したワインです。
例えばですが、現地で同じお値段のワインをフィネスさんと、フィネスさん以外が輸入したワインを比べると、フィネスさんが輸入したワインの方が若干高くなります。その要因として話題になるのが、現地の保管庫から港まで輸送するトラックが定温便かどうかという所。所謂「リーファーコンテナ輸送」とラベルが貼ってあっても、陸路の保証はないんです。もっと言えば、トップページにも書いたように、そもそも論でリーファーコンテナと書いてあっても完全には品質は保証されません。
ヨーロッパで生産されたワインを日本に船で運ぶ時、炎天下の赤道を必ず通ります。その際のコンテナ内の温度変化が大きいと、ワインのポテンシャルの維持は不可能です。美味しかったはずのワインが「美味しくない事もないけど、こんなもんかな」ってなっている時、それは感じられないくらいの微細な劣化の可能性があるのです。
で、結局の所海上で健全に輸送されたかという確認は「飲んでみるしかない」って事になるのですが、フィネスさんは入荷時はもちろん、プレミアムワインにおいても経年変化のテイスティングを徹底し、その品質は業界からも評価されています。
そんなこんなで他の輸入元のワインよりも輸送や検査にコストがかかるので、多少は割高になるのですが、日本でヨーロッパの繊細なワインを楽しもうと思った時に、こんなに心強い存在はありません。フィネスさんの取り扱う生産者が、希少性の高い生産者ばかりであるのもそういった背景があってこそ。
もちろん、フィネスさん以外にも優秀な輸入元はたくさんありますし、吉澤ワイン商店で扱うワインはそういった努力を怠らない皆様から少しずつ分けて頂いているものです。ワインが良質だからこそ、それぞれの輸入元の傾向ですとか、バイヤーさんの好みなどが感じて頂けるのだと思います。そういった目線でワインを味わってみるのも面白いのではないでしょうか。各輸入元のワインは、右にあるサイドバーの「輸入元から探す」からお探しいただけますので、お気に入りのワインに出会ったらぜひチェックしてみてくださいませ。
フィネスさんのワインはこちらのボタンでも。
以下、輸入元コメントです。
BRUNO DESAUNAY-BISSEY
現当主であるブリューノデゾネイ氏は、1975年に彼の妻の祖母が所有していたフラジェエシェゾーの2haの畑で分益小作による開墾から始めました。1994年の義祖父母の引退時に引き継いだ畑と個人で購入した畑を合わせて5つの村に約6haを所有し、実直で真面目な性格のブリューノ氏は伝統的な手法でクラシックなワインを造っています。
畑の土壌は主に粘土石灰質で、仕立ては片翼式ギュイヨ方式で1株につき、葡萄の房を7~8房に制限しています。樹齢の古い木がとても多く、凝縮した葡萄が収穫されます。また、ブリューノ氏は植物保護の地方局と連携しながら、畑の手入れをリュットレゾネ(減農薬農法)で行っています。
手摘み収穫後に100%除梗し、アルコール醗酵は合成樹脂タンクで自然酵母によって15~21日間行われます。醗酵温度は最高30℃で温度コントロールにドライアイスを使用、櫂入れと液循環は1日2回行ない、終盤は1日1回に減らしてタンニンや色素の抽出量をコントロールします。その後、空圧式圧搾機で圧搾して樫樽で18ヵ月熟成、新樽率は30~50%で残りは1~20年樽になります。フィルター、コラージュは行わずにロウソクを使ってスーチラージュをしています。
VOSNE-ROMANÉE <VIEILLES VIGNES>
ピノノワール種100%。畑の広さは約1haで国道74号線に隣接する緩やかな斜面の「LePrédelaFolie(ルプレドラフォリエ):0.21ha」、丘の上部に位置し、南東向きで石が多い「LesBeaux-MontsHautsRougeots(レボーモンオールージョ):0.64ha」、同じく丘の上部に位置し、東向きの急斜面で小砂利の多い「LesRougesduDessus(レルージュデュドゥシュ):0.15ha」の3つの区画の葡萄を使用しています。植樹は1966年、1982~1986年で約半分が所有畑、残りはフェルマージュになります。野イチゴのようなスパイシーな香り、酸味とミネラルが豊かで丸みのある舌触り、アフターにしっかりとしたタンニンが長く残ります。
(参照:輸入元フィネス「生産者資料」より)
輸入元:フィネス
詳しくは輸入元HPをご覧ください。