ユドロ バイエ / シャンボール ミュジニー VV (フランス/ブルゴーニュ)
ユドロ バイエ / シャンボール ミュジニー VV 2019 (赤)
VT:2019
生産国:フランス
生産地:ブルゴーニュ
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
作るべき人が、作るべくして作る村名シャンボール。
コロナ前に来日された時に、「2019年は量が少ないけど良い年になりそう」と話していたのがついこの間の様ですが、待ち焦がれたそのワインがやっと手元に。
村名で諭吉超え。そろそろ大御所の仲間入りでしょうか。それでも飲みたいと思わせる彼のワインから今後も目が離せません。
必殺の超長梢ヴァーティカル シュート ポジショニング。
ドミニクさんは、低価格のキュヴェでも徹底したグリーンハーベストにこだわり低収量を維持、ピノ ノワールとガメイも差別しません。ヴァーティカル シュート ポジショニングと呼ばれる、ブルゴーニュ伝統の梢の仕立てです。絵が無いときっと伝わらないのですが、ブドウ房が実る梢を2本残して仕立てます。短い方の梢に2房、長い方の梢に6房がブルゴーニュの基本スタイル。で、この長い梢が通常は40センチなのですが、ドミニクさんは80センチまで伸ばします。
結果、ブドウの房同士の間にスペースが生まれ、風通しがよく健康的に健全なブドウが収穫できるのです。じゃあ、みんなそうすれば良いのにって思うのですが、梢を伸ばすとその分新しい芽が生えてきてしまい、それをせっせこせっせこ手作業で摘み取る必要があり、労力(と、人件費)がかなりかかってしまうのです。でも、美味しいワインが出来るならばとドミニクさんは笑います。
飲めばきっと、皆さんにもその想いが伝わるのではないかと思います。
2019年のブルゴーニュ、絶好調です。
霜の被害があったので全体的に収量が少なく、ものによっては手に入りにくい状況となっています。前評判が高かったのと、市場で実際にリリースされたワインの質が高かった事で争奪戦の様相となっています。構成としては2017年に近い、非常にバランス良く求められる要素が詰め込まれた印象で、近年主流となっている早くからも楽しめる兆候と、熟成しても成功するポテンシャルの高さを感じるとても素晴らしいヴィンテージです。弾切れが早そうなので、是非お手元に。
以下、輸入元コメントです。
Hudelot-Baillet
1981年の設立以来ネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年。フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメーヌに参画してからです。醸造学校を修了した後、義父の5代目ベルナール・ユドロから栽培と醸造の理論と実際を学び、2004年に独り立ちしました。
以降彼は、毎年のヴィンテージの特徴の差を上回るペースで、ワインの品質を向上させ続けてきました。15年間以上にわたってリュット・レゾネ栽培を実践し続けている、実質ビオロジックの古樹畑。刷新を重ねた醸造設備。そしてドミニク自身の丁寧な仕事ぶりと磨き上げた職人の技。それらすべてが一体となって、近年の彼の作品は、真に偉大なヴィニュロンの作品のみに見られる、ひとつ上の次元に到達したように思われます。
いつもニコニコと笑顔を絶やさないドミニクですが、畑で彼と対峙する時、ゾッとするほど真剣な「ヴィニュロンの顔」が表れます。それは、畑仕事の重要性を示すものであることはもちろん、まだまだ改善することが山ほどあるという、己への厳しさの表れでもあります。
Chambolle-Musigny Vieilles Vignes
「デリエール・ル・フール」「レ・ナゾワール」「レ・バビエール」「レ・パ・ド・シャ」「レ・モンビ」の5区画で合計1.5ha。樹齢約60~80年のVV。新樽25%、1回使用樽30%、2回使用樽45%で16ヶ月間熟成。
※詳しい情報は輸入元のHPをご覧ください。