ドメーヌ デュ ポッシブル / コート ド ルーション セ パ ラ メール ア ボワール 2013 (フランス/その他の地方)

FRR0025313
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ドメーヌ デュ ポッシブル / コート デュ ルーション セ パ ラ メール ア ボワール 2013(赤)

(FRR0025313)

VT:2013

生産国:フランス

生産地:ルーション

葡萄品種:グルナッシュ、カリニャン、シラー

コメント【商品説明】:

【3月から11月はチルド便必須】期間中、常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

※お一人様2本までの限定です。

10年経過、そろそろ開けてあげても良いのではないかと。

還元がほどけるまで、貯蔵してからリリースするオルヴォーさん。ワインと、そのワインに込めた生産者の想いをそのままに伝える誠実なその姿勢は尊敬に値します。

売ってしまえば売れてしまうワインを、売らないという決断って、そうそうできるものではありません。そろそろかな、そろそろかなと、心待ちにする本格化。秘匿の還元に包まれながら、花開くまでの時間を静かに過ごしたワインです。

還元しているナチュラルワインを「酸化防止の為に還元させている」って言う人もいますけど、それなら還元取れるまで飲んじゃダメだと思うんですね、還元したまま飲むワインなんか本当に美味しくないですから。でも、いつ還元が取れるか保証はないですから、そういったワインはそもそも飲み手にとっては難解でしかないんですよね。

中にはグラスに入れてクルクル回すだけで還元が取れて行くものもありますが、何年経っても還元が取れないものもあります。ドメーヌ デュ ポッシブルのこの頃のワインはどちらかと言えば後者です。(最近のワインは前者なのでこれがまたわかりにくい…)

僕は、還元が取れた時の彼のワインの美味しさを知ってしまった一人なので、ついつい追いかけてしまうのですけれど、還元しているワインは極力避けます。

お手元に届きましたら3日は動かさずに静かに置いといてあげてください。ワインは旅疲れする飲み物です。

コルクを抜いたらその日のうちに飲みましょう。気にすることはそのくらいです。

 

以下、輸入元コメントです。

Domaine du Possible

フランスとスペインの境界ルーション地方にあるランサックの町にドメーヌ・デュ・ポッシブルの醸造所はあります。オーナーであるルイック・ルール氏はアルザスのブルノ・シュレールで経験を積みました。

長い間ブドウ園を探していたある日、この土地の山道を彷徨っていたら、青や赤、ラメ入りなどの様々な色をした石が道端に落ちていたそうです。そして顔を上げた瞬間、綺麗に並んでいたカリニャンの畑に一目惚れをしてしまったのです。

ここでワインを造りたいという気持ちが強くなり、彼はすぐに樹齢100年以上のカリニャンの区画を購入したのです。自分の畑を手に入れたものの、ルイックには醸造が出来るカーブもなければ住む家も無い状況でした。仕方なく車内で睡眠を取り、アグリ川で体を洗う生活を送っていました。一刻も早く住む場所を見つけなくてはと焦ったルイックは、ちょうど空き家になっていた協同組合の醸造所を見つけました。

そして2003年、同じ町で自然派ワインを醸造しているドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのエドワード・ラフィット氏と共にこのカーブを購入し、標高400mの山々に広がるぶどう畑で本格的に活動を開始したのです。

同時期に独立したラングロールのエリックと協力してREMISE試飲会組織を立ち上げ、若手生産者たちとの交流も行っています。2.5Haの畑は、片麻岩、複雑に入り組んだシスト、花崗岩など多様な土壌特性を持っており、その複雑さをワインに生かすような「ビオロジック」栽培を行っています。

『僕はナチュラルにブドウを育てています。除草剤や殺虫剤は一切使用しないし、もし何かを撒くとすれば、植物で造った煎じ薬、もしくはボルドー液くらいです。手摘みで収穫を行った後、ブドウを冷蔵室に保管して、ブドウが傷まないように、ポンプは一切使わず、重力でタンクに流します。そして自然酵母でアルコール発酵が始まります。シラー以外は房丸ごと発酵樽に入れます。その方が濃厚な味に仕上がるのです。そしてワインの美味しい成分が逃げてしまわぬようにフィルトラシオンもコラージュもしません。』

蔵元の名前「Possible」とはフランス語で「可能なこと、できるだけ」という意味。
自分の目指すワインに向けて可能な限り突き進むんだ、そうすればできるんだ、という気持ちのあり方を示しています。

 

C’est pas la mer à boire Côtes du Roussillon

品種;グルナッシュ、カリニャン、シラー

畑・土壌:ラジゲール村:東向き、灰色シスト土壌、樹齢48年、1ha、グルナッシュ。

カサーニュ村:北向き、片麻岩とシスト、樹齢50年、0.2ha、カリニャン

シラーの区画:北向き、黒色シスト、樹齢35年、0.15ha、シラー

収穫量:約14hl/ha醸造:ステンレスタンク

醸造:マセレーション期間は12~18度で18日間、自然酵母にて発酵。SO2の添加ゼロ。

熟成:100%ステンレスタンクで8カ月熟成。濾過、清澄せず。SO2添加ゼロ。

2013年:10月6日まで収穫を待った甲斐があり、本当に綺麗なブドウを得ることが出来た。

軽快で、溌剌としていて、複雑な香りが長く続く。僕にとってのこのキュヴェの最高の出来栄えになりました。

ワイン名の由来: 直訳すると、『海水を飲むわけでも無いし!』と言う意味なんですが、

フランス人は『そんな大したことないでしょう!』という時に使う表現です。

『このワインはアッというまに飲めてしまうからジョーク交じりでこの名前をつけたんだ』と半笑いなルイック!

マセラシオン・カルボニックが果実味の深さを引き出し、ミネラル感たっぷりなワイン。

繊細でフレッシュな味わいはルーションの固定観念を覆します。

このキュヴェは、ドメ―ヌの所有する全ての区画のぶどうをアッサンブラ―ジュしています。

熟成古酒の入り口を思わせる色気のある香り。

細かく挽いたセージやクローヴを思わせる漢方的な風味。

果実味やタンニンが削げ落ち清々しく内側の果実のエキスが剥き出しになったようで

ダイレクトに酸とセミドライなフルーツを漬け込んだジュース。

水平に広がる余韻。少しドライなタンニンが残り豆を予見させましたが持ち歩きした二日目も踏みとどまっています。

2013年、本人がいう傑作の年は歳月を経て枯淡の極みとも言える着地を見せてくれます。

 

輸入元:オルヴォー

http://www.orveaux.co.jp/maker/possible.html

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい