シャトー カプベルン ガスクトン / サン テステフ (フランス/ボルドー)
シャトー カプベルン ガスクトン / サン テステフ 2008(赤)
VT:2008
生産国:フランス
生産地:ボルドー
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン70、メルロー30
商品説明:
カロン セギュールの元所有家のワイン。
2011年に所有者のマダム ガスクトンが無くなったことで、翌年の2012年に売却された三級格付けのカロン セギュール。1894年からガスクトン家によって長きに渡り守られてきたシャトーの今後はどうなるのかと、当時のワイン業界では熱のこもった話題でした。
ちょうどその頃、話題のワインとなったのがこちらのワイン。カロン セギュールからも程近く、カロン セギュールの醸造チームが手掛ける、マダム ガスクトンの所有する別のシャトー。カプベルン ガスクトン。
シャトーに保管されていた、瓶詰め後の各年代のカロン セギュールは次の所有者へと引き継がれましたが、同じくカロン セギュールの保管庫に置かれていたカプベルン ガスクトンが、全量一気に市場に放出され、日本にも大量に流れ込みました。その頃に目にした方も多いのではないでしょうか。
時は流れ2008年のカプベルン ガスクトン、今まさに飲み頃に差し掛かったところです。早熟の2008年ですが、しっかりと踏ん張りの効いた粘り腰。マダムの心意気が感じられる素晴らしいワインだなと改めて。
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス(仲買いのネゴシアン)にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
ボルドー市内の「レクスキ」という日本人シェフのレストラン(https://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/ja/)と、神保町で「レピック」というボルドーワインバー(http://www.lepique.jp/)もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
アストルさん輸入のワインはこちらのボタンでも。
以下、輸入元コメントです。
Château Capbern Gasqueton
シャトー・カプベルン・ガスクトンはサンテステフ柄、シャトー・カロン・セギュールのガスクトンが所有するもう一つの3(前)級の人気銘オーナー、マダム・AOCサンテステフのシャトーです。
ガスクトン家がフランス革命以前より所有するこのシャトーはカロン・セギュールから300mほど離れたサンテステフの街の中心部にあるサンエティエンヌ教会の真裏に位置し、ガスクトン家の住居の一部として使われていました。
畑はシャペル・ド・カロンの区画とフェラン・セギュールに隣接し醸造から畑の管理まで全てカロン・セギュールのチームが手がけています。手摘み収穫、厳しい選果を行います。ステンレスにて一次発酵とマロラクティック発酵。新樽60%比率バリックにて18ヶ月熟成。サンテステフの伝統をまっすぐに引き継いだ正統派シャトーです。豊かな果実感、こまやかで丸みのあるタンニン。飲み頃熟成の2008年らしいエレガントさのあるフルボディです。