ドメーヌ デュ モンコー / ピレネー アトランティック エイタ (フランス)

FRR0051718
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ドメーヌ デュ モンコー / ピレネー アトランティック エイタ 2018(赤)

(FRR0051718)

ヴィンテージ:2018

生産国:フランス

生産地:南西地方

葡萄品種::シラー46、タナ 32、プティ ヴェルド 12、カベルネ ソーヴィニョン 10

コメント【商品説明】:

【3月から11月はチルド便必須】期間中、常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

南西の赤の魅力。

タンニンの語源でもあるタナ種。だからと言って過剰な収斂性があるかと言えばそうでもなくて、とても質の良いタンニンが楽しめるのが特徴。プティ ヴェルドとカベソーのアクセントも含めてエレガントなシラーが全体を包み込みます。ああ美味しい。

 

以下、輸入元コメントです。

DOMAINE DU MONCAUT

偉大なドメーヌへの取材で生まれたワイン造りへの情熱

ドメーヌ・デュ・モンコーは 2005年に Sophie de Salettes ソフィー・ド・サレット(写真右)によって、ピレネー山脈の麓(山バスク)に設立された小さなドメーヌです。

1972 年生まれのソフィーは、ボルドー大学で化学と地質学を修めた後、リールのジャーナリズム高等専門学校で、科学ジャーナリズムを専攻しました。卒業後は科学と環境分野を専門とするジャーナリストとして活躍していました。その後ワインへの情熱から 2002 年にフランスで最も権威ある専門誌Revue du Vin de France ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスのジャーナリストとなり、ディディエ・ダグノーやマルセル・ダイス、レオン・バラル、アンリ・ラモントー、ドゥニ・デュブルデューなど数多くの
超一流ワインの造り手達を取材。ブドウ産地も訪問し、主に土壌の研究に関する記事を寄稿していました。しかし、現在ドメーヌの畑があるピレネー=アトランティック地方の丘陵に魅了され、ブドウ栽培家に転身することを決断したのです。

挑戦の始まりは、1816 年に作成された古地図を見つけたことでした。そこには、ソフィーと夫のティボーが住む Denguin ドンガンの自宅の近くにあるMoncaut モンコー(地元の言葉で「温かい山」を意味する)という名の丘陵がブドウ栽培の区画として描かれていたのです。その丘陵はジュランソンのアペラシオンから離れているため見捨てられ、草原になっていました。しかし、ソフィーの夫がワイン用ブドウの苗木家をしていたこともあって、強い関心を持った二人は 2003 年にこのモンコー丘陵の地質調査を行いました。その結果は驚くべきものでした。理想的な斜面、完璧な日照、素晴らしい地質。モンコー丘陵はブドウ栽培にうってつけの場所だったのです。

こうして、これまでジャーナリストとして情熱を傾けていたワインを自身の手で造ることを決断したソフィーは、2005 年にシラー、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、コロンバール、ソーヴィニョン・ブランの 5 品種を丘陵の 2 ヘクタールの区画に植樹。翌 2006 年にはタナ、プティ・ヴェルド、プティ・マンサン、グロ・マンサン、ソーヴィニョン・グリの 5 品種を隣接する別の 2 ヘクタールの区画に植樹し、4ヘクタールのドメーヌとしてワイン造りを始めたのです。ソフィーは、シャトー・パルメ支配人の兄やワイン用ブドウの苗木家である夫、そして友人である故ディディエ・ダグノー、ギィ・ポトラ(レ・ジャルダン・ド・バビロン)、ジャン・ベルナール・ラリュー(クロ・ラペール)、オリヴィエ・ジュリアンなどの手助けを受けながらドメーヌを運営しています。

テロワールについて

ドメーヌの畑があるモンコー丘陵は、大西洋にも近くピレネー山脈にも近い場所に位置するため、適度の湿気のある温暖な海洋性気候を享受しています。この地方の平均日照時間は年間1936 時間。年間の平均気温は12.2度で、降雨量は隣接するジュランソンやイルレギーの栽培地よりかなり少なく、一年のうちで6月から 9月が最も乾燥する時期です。

秋はフェーン現象と呼ばれる南風が起きやすく、温かく穏やかな天気が続きます。ドメーヌの畑はピレネーに面した日当たりの良い小丘陵で、土壌は小石、シルト、砂利、粘土、砂で構成されています。表土はモーコーと呼ばれるピレネー山脈が川によって流されて堆積した小石とシルトと砂利で、その下に中新世代の粘土の層があり、さらにその下に砂の層があります。小石が土壌の自然な換気と水捌けに好都合であるため、ブドウは成熟を妨げるストレスや水分過剰に苦しむことがない理想的な土壌です。さらに、斜面で南向きという条件が加わり、素晴らしい品質のブドウを栽培する環境が整っています。浸食が起こりやすい斜面であるため、穀物を栽培して下草を生やして浸食を防止しています。

 

栽培について

栽培方法は殺虫剤や除草剤は一切使用しない厳格なリュット・レゾネを実践しています。ドメーヌの畑のブドウ木は、モンコー丘陵の南向きの斜面に沿って植えられています。このため、隣り合うブドウ木の陰に隠れることがなく、ブドウは日中、太陽の光をまんべんなく受けることができます。

ブドウ木は1 メートル間隔で植えられていて、畝と畝の間の距離は 2メートルあります。したがって植樹比率は1ヘクタール当たり5000本です。また畝の間は、その土壌の必要性に応じて、自然に下草を生やす草生栽培、もしくはイネや野菜、穀物などを栽培しています。こうすることによって土壌のバランスが取れ、浸食も防止することができるのです。

耕耘に関しては、収穫後の秋に一度行っています。施肥はほとんど行っていません。必要な場合には、コンサルタント(ドメーヌではシャトー・クリネやラルシス・デュカスなどの地質コンサルタントをしているダヴィッド・ペルネにコンサルタントを依頼している。)と相談の上で、堆肥や腐植土などの最低限の有機肥料を施しています。

剪定方法はコルドン・ド・ロヤで、1株に少量の均質の小粒の房が一定の間隔に付くように誘因しています。ドメーヌでは基本的に剪定と芽かきで収量を調節しています。また下草を生やしているため、それでブドウ木の樹勢がコントロールされ、自然に収量が調整される働きがあるのです。摘心と除葉は行っていますが、収量への影響はさほどありません。この地方では葉が非常に密生するため、摘心と除葉は葉の量を調節して、房周りの風通しを良くして、病害を予防するために行っています。光合成が行われる葉の表面積で、ブドウの成熟が大きく左右されるため、葉の高さはとても重要で、ドメーヌでは 1 メートル 70 センチになるように調整しています。

グリーン・ハーヴェストは、特にタナとコロンバールは他の品種に比べて大きな房がつくので行いますが、それ以前の作業でブドウの収量が適切になるので、基本的に必要ないというのがドメーヌの考え方です。

ブドウは品種ごと別々に、ドメーヌで造るワインに必要な成熟のピークを待って手摘みで収穫されます。例えばシラーは二回に分けて収穫を行います。

最初はロゼワインを造るためのブドウを収穫し、その数日後に赤ワイン用のシラーを収穫します。選果は畑で直接行っています。これは決定的な作業であるため非常に厳格に行って、完璧なブドウのみを収穫しています。選果は粒選りで行い、痛んだブドウ
は全て廃棄します。収穫したブドウは潰れないように小さな籠に入れて、畑から 2 キロの所にある醸造所に運ばれます。

 

醸造について

白ワイン用とロゼワイン用のブドウは、ブドウの果肉をより良く保持し、ワインにフレッシュ感を付与するために、除梗せずに全房で圧搾します。発酵と熟成はステンレスタンクで行います。ワインの発酵は全てブドウに付着している野生酵母のみをで行います。ロゼワインは、ロゼ向けの最適なブドウが栽培される区画を選別しています。例年、潜在アルコール度数が高くなり過ぎず、また最もフレッシュなブドウが収穫できる区画です。このため収穫の前にブドウを味わうことがとても大切です。この区画のブドウのみ別に収穫を行い、全房で圧搾を行います。その後、低温の部屋で清澄を行ってから発酵を行います。

白ワインもロゼワインもアルコール発酵の前にアッサンブラージュをします。全ての品種を一緒に発酵させることによって、異な
る品種が完璧に調和するという利点があるからです。しかし、品種ごとに収穫日が違うため、先に収穫した品種は圧搾した後、発酵を待つ間、低温の部屋で果汁を清澄させておきます。そして、全ての品種の収穫と圧搾が終わった後、全ての果汁を同じステンレスタンクに移してアッサンブラージュをして、清澄を行ってから発酵を開始します。ドメーヌでは白ワインとロゼワインはブドウの純粋なアロマを追求しています。

そのため、完璧に清潔なブドウしか収穫しません。そして、圧搾までの間、ブドウを完全に尊重します。また、逸脱した風味や酸化による還元香が発生しないように、アルコール発酵が開始されるのにあまり時間がかからないようにしています。

赤ワイン用のブドウは除梗して、ソフトに破砕し、重力を利用してステンレスタンクに移します。赤ワインは品種ごと別々に発酵と果皮浸漬を行います(但し、プティ・ヴェルドだけは収量が少ないため、収穫後、すぐに他の品種とアッサンブラージュをして一緒に発酵と果皮浸漬を行います)。

品種別に醸造を行うのは、果皮浸漬の期間と抽出の度合いを、それぞれの品種に適合させるためです。ドメーヌでは各品種からビロードのようなタンニン抽出をしたいと考えています。このため、抽出の精度にはとても気を配っています。これは醸造における最も大事な工程であると考えています。キュヴェゾン(アルコール発酵+果皮浸漬)の期間はヴィンテージと品種に応じて、2~4 週間で、さらにタンニンのしなやかさを保持するために、数日間の果皮浸漬を行います。抽出はソフトに行い、抽出の方法(ルモンタージやデレスタージュ)と頻度は、発酵の進み具合とブドウの特性、そして 1 日1~2 回の試飲によるワインの特徴に応じて調整します。発酵層からワインを引き抜き、圧搾した後、全ての品種をブレンドします。ブレンドの比率はそれぞれの品種の収量と、ロゼに使用したブドウの割合に応じて毎年異なります。その後、引き続きステンレスタンクでマロラクティック発酵と熟成を行います。

ドメーヌでは醸造コンサルタンントは雇っていません。シャトー・パルメの支配人である兄のトマが醸造家であるため、頻繁に連絡をして意見交換をしています。

 

Hèita rouge

アペラシオン:Pyrénées Atlantiques ピレネー=アトランティック

品種::シラー46%、タナ 32%、プティ・ヴェルド 12%、カベルネ・ソーヴィニョン 10%

醸造について: 2018 ヴィンテージの収穫日は、シラーが 9 月 17 日。タナ 9 月 24 日。カベルネ・ソーヴィニョンとプティ・ヴェルドが 10 月1 日。

赤ワインは品種ごと別々に発酵とマセラシオンを行います。ブドウは完全に除梗して、ソフトに破砕し、重力を利用してステンレスタンクに移します。キュヴェゾン(アルコール発酵+マセラシオン)の期間はヴィンテージと品種に応じて、2~4 週間で、さらにタンニンのしなやかさを保持するために、数日間のマセラシオンを行う。抽出はソフトに行い、抽出の方法(ルモンタージやデレスタージュ)と頻度は、発酵の進み具合とブドウの特性、そして1日1~2回の試飲によるワインの特徴に応じて異なります。圧搾後、全ての品種をブレンド。その後、引き続きステンレスタンクでマロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は 10 ヶ月で、ごく軽く濾過をして瓶詰め。2018 ヴィンテージのアルコール度数は 12.6 度。

味わいのコメント: 深い赤色のローブ。良く熟したレッド・フルーツやブラック・フルーツのノートとともにチェリーやスグリ、木イチゴ、香辛料などの非常に凝縮した香りを備えている。フルーティでまろやかで、豊満なグルメな味わい。口中のタンニンはとても上品で、ワインに必要なストラクチャーが備わっている。偉大なものを全て兼ね備えたワイン。香辛料を使った料理や、鶏肉の料理、ソースを添えた赤身肉の料理、チーズなどと相性が良いでしょう。

 

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://www.vivit2012.co.jp/cn7/moncaut.html

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