モンテ ディ ロアリ / バルドリーノ レボイ (イタリア)
モンテ ディ ロアリ / バルドリーノ レボイ 2018 (赤)
VT:2018
生産国:イタリア
生産地:ヴェネト
葡萄品種:コルヴィーナ70、ロンディネッラ30
コメント【商品説明】:
陰干しぶどうの活用の妙。
まとまった平地での機械的な栽培による大量生産型のワインが数百円で日本でも売られることが増えてきた北イタリアのヴェネトですが、こだわりの有る生産者は今も変わらず素敵なワインを造っています。
レボイと名付けられたこちらのワイン、直訳すると「再発酵」です。一度ワインを仕込んだ後に、陰干しによって糖度と酸を凝縮したコルヴィーナを(酵母の餌として)追加投入する事で、二次発酵を促します。なんて事を書くと、ヴェネトのお家芸のアマローネとかリパッソとか、深みがある仕上がりなのかなってなりますが、そこまではのっぺりとはしておらず、とっても優しい仕上がりになっております。
優しさに包まれるように、陰干しぶどうの旨味がかくれんぼ。その丁度良いさじ加減がたまりません。
冷涼でぶどうの線が細くなってしまうというネガティヴを改善するために開発され、伝えられてきた「陰干しによる凝縮」という必殺技を、アクセント程度に使うと言うなんとも贅沢な仕様になっており、鰹出汁に追い鰹で深みを出していく様な、心憎いそのテクニックはきっと皆さんを虜にするはずです。
がっつり重たいワインが大好きだよって方にはおすすめ出来ませんが、ピノ ノワールが好きって方には変化球としてお楽しみ頂けると思います。
以下、輸入元コメントです。
Monte dei Roari
ワイナリーは19世紀後半にガルダ湖の南約8kmのモンテ・ママオル(Monte Mamaor)で始まりました。現在はオーナーのステファノ氏とビオテクノロジーを学んだ妻のアレシア氏が二人三脚で畑仕事と醸造に取り組んでいます。モンテ・ママオルはガルダ湖から続く氷河由来のモレーンと呼ばれる土壌の「最後の丘」にあたります。氷河が押し出したガルダ湖から続く土は標高192mのこの丘でせき止められました。畑にはモレーン土壌特有の様々な丸い石がゴロゴロと転がっています。所有面積はモンテ・ママオルの樫林を含む合計14ヘクタールで、その内葡萄畑は10haです。樫林を維持することで畑の自然な生態系を守っています。ビオディナミ農法を採用しており、畝間には菜の花やそら豆の他に計14種類もの草花を植えて、それを鋤き込むことにより肥料にしますが、様々な生き物が共生できる環境造りの為に、一畝おきにその草花を残します。防除には硫黄と銅のみを使用します。1haあたりの平均収量は約56hl。収穫は全て手摘みで行い、野生酵母で発酵を行います。酸化防止剤は瓶詰時に少量添加するのみで無濾過で瓶詰を行います。
Bardolino DOC Reboi
一ヶ月間陰干しした葡萄で二重発酵させたコクのある赤ワイン
レボイとは再発酵のこと。通常に収穫しプレスしたもろみにロゼ用に抽出したセニエの残りをブレンドして一次発酵を行い、その後1ヶ月陰干ししたコルヴィーナをプレスしてタンクに追加して2次発酵を行います。ステンレスタンクで約8ヶ月の熟成。