マトゥネイ / マカイア 2018 (イタリア)
マトゥネイ / マカイア 2018(赤)
ヴィンテージ:2018
生産国:イタリア
生産地:ピエモンテ
葡萄品種:ネッビオーロ50、バルベーラ50
コメント【商品説明】:
小さい畑の生産者は手抜きをしないですよね。
と語る担当者さんの言葉に胸打たれ、取り扱いをはじめたVIVITさんのワイン。
ピエモンテのアルフィアーノ ナッタという小さな自治体(コムーネ)でワインは造られます。バルベーラ ダスティの生産地域内の北端辺りですが、地域呼称に囚われることない手造りのワインがこちらです。
【3月から10月はチルド便必須】期間中、常温便でご購入の方には、追加でチルド料金(660円)を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。
お一人様2本までの限定です。
バルベーラの芳醇な果実味に見え隠れするネッビオーロの薔薇の香りと上質なタンニン。
さすが太陽のヴィンテージ、2018。しっかりと果実味が乗ってます。抜栓直後は香りが閉じぎみになるかもです。でも、奥の方にはしっかりとそれぞれの品種の個性が詰まっていているものの、それらが混然一体となり、このワインはこうなんだと主張します。ブレンドする事で味わいが立体的になる良い例。
「品種ばっかり意識してるとワインの本質が見えてこないよ」と言っていたお師匠の言葉を思い出します。
余韻がですね、長いんですよね。ブドウが健康的に熟している証しなのでしょう。素直なお味でとても好感度が高いワインです。
そう考えるとこれはかなりお値打ちなんじゃないかと。
コルクじゃなくて、王冠です。早く飲めるよってメッセージじゃないかなと推測。カテゴリーとしてはテーブルワインになりますので、ヴィンテージ表記はありません。ラベルの隅っこにロットナンバーとして書いてあります。
畑の規模はわずか3ha。確かに、その規模でブドウと向き合うってのは、夫婦で運営するには上限の規模なのかもしれません。
デイリーワインと呼ぶには少しお値段がするものですが、こういった「誰が飲んでも楽しめる」ワインを常備しておくってのは、セラーを管理する者としてはとても心強いものです。これは、僕もお客様もきっと同じなのではないでしょうか。
下記、ロマンスに溢れるVIVITさんのコメントをお楽しみ下さいませ。
以下、輸入元コメントです。
マトゥネイは2015年に誕生した小さなファームです。ブドウの他に、オリーヴオイルや古代小麦やライ麦などを栽培しています。アルベルト・ブリニョーロと妻のカルラは、四季の移ろいの中で仕事と人間が密接に絡み合っていた古来の仕事を通して、現代人が忘れてしまった人生の瞬間を取り戻しながら、持続可能な農業の新しい形態を再発見したいという想いから、それまでしていた仕事を辞めて、人口100人に満たない小さな村アルフィアーノ・ナッタに移住し、カルドナの丘の耕作放棄地と古いブドウ畑を引き継いで農業を始めました。二人は、地場のローカル品種を栽培して、ナチュラルワインを造っています。栽培はビオディナミの手法も取り入れたビオロジックで、醸造面でも添加物は一切使わずに、野生酵母で発酵を行っています。
マトゥネイとはピエモンテの方言で「少年」を意味します。これは、地元で農業で働く若者を愛情を込めて呼ぶ時に使われる表現です。アルベルトとカルラはこの村に来た時に、地元の文化や歴史、農業、畑のことについて知る為に、地元の年配者達を訪ねて回りました。ほどなく彼らはアルベルトとカルラを愛情込めて「マトゥネイ」と呼ぶようになったのです。この名前は、若い世代を示す言葉ではあると同時に年長者とも繋がった言葉であること。また、先人達と交流して過去の経験や歴史から学ぶことを知っている若い世代という意味も込められていうこと。そして、新しい考えと同じくらいルーツも大切であるとあるということ。このようなことから、二人は農場の名前を「マトゥネイ」と命名したのです。
Macaia
2018 ヴィンテージで初めて造られたキュヴェ。
品種:ネッビオーロ 50%、バルベーラ 50%
現行ロット:2018 ヴィンテージ(コルクではなく王冠が使われています。)
*ヴィーノ・ダ・ターボラのためラベルにヴィンテージは記載されていません。
醸造:手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、品種ごと別々にステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2 や酵素、培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。果皮浸漬の期間は 2 週間前後。この間、1日1回の櫂入れを行う。ポンピングオーバーは行わない。アルコール発酵終了後、ステンレスタンクでマロラクティック発酵と熟成。その後、ブレンドを行って、収穫翌々年の 8 月に無清澄・ノン・フィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め前に限り、必要最小限のみ添加。
2018ヴィンテージの生産量は 6,588本。2020年10月末時点の SO2 トータルは 47mg/l。
「マカイア」とはリグーリアの方言で、ジェノヴァ湾で発生する、特定の気象条件のことを言います。湿度が高くどんよりとした空の天候を指します。航海や気象学の用語に使われていましたが、時が経つにつれて、人間の感情を示す比喩的な意味を持つようになり、「怒りと混じり合ったメランコリーな気分」を表す言葉として使われるようになりました。
エチケットデザインは、アイルランドの芸術家スティーブン・ティトリに手によるもので、アイルランドの伝統的な船乗りの入れ墨をイメージしています。海とリグーリア湾、メランコリーな気分、帆船、灯台などをマカイアの言葉と結び付けています。
味わい:ミディアムガーネットの色合い。レンガがかったエッジ。バラや皮、チェリー、スグリ、微かにリキュールを思わせる香り。口中にはバルベーラに由来する旨味と果実が広がる。ネッビオーロとバルベーラのバランスが取れた味わい。心地良いタンニンが感じられる⾧い余韻。
輸入元:VIVIT
詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。
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