マルク テンペ / リースリング ツェレンベルグ (/アルザスフランス)
マルク テンペ / リースリング ツェレンベルグ 2017(白)
VT:2017
生産国:フランス
生産地:アルザス
葡萄品種:リースリング
コメント【商品説明】:
テンペさんのスタンダード キュヴェとして扱われる、本拠地のツェレンベルグ。アリアンスとかエピスとか、いろんなブドウをブレンドしたエーデルツヴィッカータイプが市場で妙な争奪戦を招く中、安定した品質を維持する彼の単一品種のシリーズ。他の生産者と逆転するその現象ですが、理由は彼がワインに対して傾ける情熱というか、こだわる気持ちが強すぎるというか。
「この葡萄じゃだめだ、今年はエーデルツヴィッカーにしてしまおう」という基準がきっと他の生産者より厳しいんです。なので、そっちのクオリティが高まってしまって、コスパが良くなるってスパイラル。って事はですね、正規のキュヴェとして彼の厳しい選別を乗り越えたこちらのワインがどれほどの物かって事は想像に難くないんです。でも、そんなに注目されないんですよね、ラベルに花が無いからでしょうか。(デザインでは無くて、向こうは実際に花が書いてあるって話です。)
真面目に作ると、ワインって結構シンプルに仕上がります。ラベルも中身もシンプルですが、真面目に向き合うと実はとっても複雑なのです。美味しいワインが大好きな方におすすめしたい白ワインです。
以下、輸入元コメントです。
Domaine Marc Tempé
ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に有ります。アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。標高は225 ~ 260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。
初夏、マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。雑草も元気に生い茂り、ブドウの樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。そう彼の畑はビオディナミ。総面積8haの畑で、93年からビオロジック、96年からビオディナミに取り組む彼は、化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。
ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしません。見れば樹には太ったエスカルゴ(かたつむり)も。除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」
太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは9月に選果しつつ手摘み収穫。房、茎をつけたまま優しく5 ~ 6時間かけてプレスします。「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。
Riesling Zellenberg
ツェレンベルグ村、粘土石灰土壌に植わる平均40年のリースリングを除梗せずにゆっくりプレスし24時間のデブルバージュ後、フードルで24 ヶ月シュールリー熟成しました。グリーンイエロー色、すりおろしリンゴや伊予柑の熟した香りは「まるで真夏の果樹園を散歩しているようなアロマ(マルク)」で、豊かに拡がる果実感と際立つエ
キス、アフターにシャープな味わいが残ります。