マルセル ダイス / アルザス コンプランタシオン (/アルザスフランス)
マルセル ダイス / アルザス コンプランタシオン 2019(白)
VT:2019
生産国:フランス
生産地:アルザス
葡萄品種:リースリング、ピノ ノワール、ピノ グリ、ピノ ブラン、ピノ オークセロワ、ピノ ブーロ、ゲヴュルツトラミネール、トラミネール、ミュスカ、ミュスカ ア プティ グラン、シルヴァネール、シャスラ、ローズ ダルザスのゲミュスターサッツ
コメント【商品説明】:
アルザスの巨人。
ソムリエ駆け出しの頃、初めて試飲会の会場で見かけた時は「アンドレ ザ ジャイアントだ…」なんて思ったものですが、お話ししてみると、とても優しく、ブドウへの愛のあふれた方でした。
その人柄と同じく、とてもスケールが大きくて、かつ繊細なワインを造ります。
こちらのキュヴェは、覚えるくらいが困難な程の品種をブレンドするのではなく、畑の中にごちゃまぜにして植えつけ、自然交配による変異を繰り返した、「その畑にしか存在しない種」として生きるブドウから造られます。
交配が進む中で、生命力が高まるとも言われているのですが、ブドウ品種それぞれの個性は薄くなるものが多いように感じます。
ところがこちらのワイン、個性が薄くなるどころかものすごく主張が激しいです。底抜けにフルーティな個性の羅列。しかし、それが不思議と均整がとれており、なぜか心地よいのです。
決して甘くは無いのですが、辛口フルーティというジャンルの限界点はここでしょう。感じ方によってはオフドライ。でも、そんな事どうでもいいやって位、果実の美味しさと旨味があふれています。
以下、輸入元コメントです。
Marcel Deiss
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。
Alsace Complantation
「辛口、複雑さ、普遍性」- ベルグハイム、ベンウィール、ベブランハイム、リボーヴィレの各村の計5haの畑より。アルザス13品種の混植・混醸(リースリング、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・オークセロワ、ピノ・ブーロ、ゲヴュルツトラミネール、トラミネール、ミュスカ、ミュスカ・ア・プティ・グラン、シルヴァネール、シャスラ、ローズ・ダルザス)。粘土石灰質土壌。収量45hl/ha。平均樹齢30年。3000リットルをメインとするフードルで発酵後、12ヶ月間シュール・リー熟成。
輸入元:ヌーヴェル セレクション
⇒https://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1002005