セバスチャン フェザス / ヴィレ オランジュ 2021 (/南西地方)
セバスチャン フェザス / ヴィレ オランジュ 2021(オレンジ)
ヴィンテージ:2021
生産国:フランス
生産地:南西地方
葡萄品種:グロ マンサン100
コメント【商品説明】:
オレンジもあります。
【3月から11月はチルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。
※数量限定の為、お一人様一本までとさせて頂きます。
2021年に日本デビューした際、リリース前の段階で完売してしまったのでだいぶ話題になりました。
はるか遠くで栽培される南西地方の彼のブドウを、フランツ ソーモンだったり、ジュリアン ピノーだったり、日本でも人気の高いロワール地方のナチュールの生産者がこぞって買い付けています。彼のブドウのクオリティが異常に高いのがその理由なのでしょう。
彼のワインは毎年ラベルが変るのですが、同じクリエイターのラベルが各キュヴェに貼られます。リリースのヴィンテージではなく、収穫のヴィンテージを基準にしているので、熟成期間の短いワインが同時にリリースされると、新しい生産者なのかな?って受け取る方もいらっしゃるかも知れませんし、長期熟成タイプだとどこか懐かしい印象になったりもします。
グロ マンサン種のオレンジワインを飲んだことがあるよって方は、日本にはまだそんなにいないと思うんですよね。
なんかですね、びわの果実の様な、いや、あのしっとりと乾燥したビロードの様な果皮の様な、とてもやさしいタンニンでした。
もうほんと、ごめんなさい。本数がほんとに少ないので許してください。あんまり魅力を伝えたら、買えなかった後悔が大きくなってしまいますから。
以下、輸入元コメントです。
Sebastien Fezas
ドメーヌについて
セバスチャン・フェザスは 1984 年生まれの今年 39 歳。ボルドーで醸造学の BTS を修めた後、モンペリエ大学で国家醸造師の資格を取得。その後、シャトーヌフ・デュ・パプのドメーヌ・デュ・グラン・ティネルや南仏リュベロンのコーペラティヴ、オーストラリア バロッサ・ヴァレーのエルダトン、アメリカのバージニア州のマイケル・シャープス、バーレン・リッジ・ヴィンヤードなど様々な国とワイナリーで研鑽を積みました。父の引退に伴い、2012 年にフランスに戻りアルマニャックとワインの造り手であった家業のドメーヌを継承しました。
ドメーヌでは土壌とブドウ木に生命力と抵抗力を与え、自然とのハーモニーとバランスが取れるようにビオディナミで栽培を行っています。セバスチャンはビオディナミの知識はありませんでしたが、同じガスコーニュ地方でビオディナミでブドウ栽培を行っている Laurent Massartic ローラン・マサルティックと Dominique Andiran ドミニク・アンディランからビオディナミの基礎を学び、強い刺激を受けたのです。その後、書物を通して独学で学ぶ一方、MABD (Mouvement de l’agriculture biodynamique)に加盟して、ビオディナミに関する様々な講習会に参加して知見を深めていき、2012 年から 5 年をかけてドメーヌの畑を完全なビオディナミに転換し、満を持して 2017 年から自身のワイン造りを始めたのです。
ドメーヌはガスコーニュ地方の Courrensan クランサンの村に本拠を置いています。栽培面積は 25ha で白ブドウ 6 品種、赤ブドウ 3 品種を栽培しています。土壌は粘土石灰質で、品種毎の栽培面積は、コロンバール 7.5ha、シャルドネ 4.5ha、グロ・マンサン 3.5ha、ソーヴィニョン・ブラン 1.5ha、ユニ・ブラン 1.5、バコ 1.5、タナ 2.5ha、シラー1.5ha、メルロー1.0ha。
セバスチャンの栽培するブドウには、他のナチュラルワインの造り手達が大きな信頼を寄せており、フランツ・ソーモンやベルトラン・ジュセ、ボルドーのレ・シェ・デュ・ポール・ドゥ・ラ・リュンヌなどが毎年彼からブドウを購入しています。
栽培と醸造について
セバスチャンは、農地とは自然と耕作が混じりあったもので、壊れやすく不安定なバランスの上に成り立っていると考えています。このため、日々、宇宙と自然のリズムを考慮に入れて、大地と空と植物と、その生態系の中に調和の取れた生の環境を作り上げることを目指しています。特に、植物や動物、ミネラルを原料とする自然界のものから作られているプレパラシオンはビオディナミの根幹を成すものと考えており、これを散布することによって、生きている生物であるブドウと植物、そしてそれを取り巻く土壌や風などの環境を活性化させています。畑には多様性のある植物相が必要という観点から、ドメーヌの敷地内には、休耕地や生け垣、動物の住む場所などを少しずつ増やしています。⾧いヒマラヤ杉の並木もあります。また隣人の小麦農家と共同で自前のビオディナミのプレパラシオンも作っています。
セバスチャンはビオディナミによる栽培は、醸造面にも反映するべきものであると考え、自然と、醸造添加物を一切使わない、可能な限り人為的介入の少ないナチュラルワイン、テロワールの個性を表現する Vins Vivans ヴァン・ヴィヴァン(生きたワイン)造りへと至りました。初ヴィンテージは 2017 年で、2 種類のキュヴェからスタートしました。世界中でワイン造りを学んだセバスチャンは、産膜酵母で熟成させた南西版ヴァン・ジョーヌやペットナット、プティ・マンサンのオレンジワインなど、今までの南西地方にはない個性的なナチュラルワインを手掛けています。また、エチケットデザインも毎年変えるなど新時代の感性も備えています。
ナチュラルに敏感な北欧のデンマークやスウェーデン、英国、ベルギーなどのインポーターが彼のワインを輸入しています。また、セバスチャンは自分の納得できるワインだけを造りたいとの想いから、現在栽培面積 25ha のうち、1ha がアルマニャック向け、3ha のみが自身のワイン向けで、残り 21ha のブドウは全て他の造り手に売却しています。
Virée Orange
グロ・マンサンから醸造したオレンジワイン
アペラシオン:ヴァン・ド・フランス
品種:グロ・マンサン 100%(2021 ヴィンテージ)
醸造について:樹齢 40 年の古木の区画のブドウを手摘みで収穫。手作業で除梗した後、ステンレスタンクで果皮とともに発酵。マセラシオンはアンフュージョンで 4 ヶ月。その後、圧搾して、アンフォラでシュール・リーの状態で 14ヶ月熟成。マロ発酵は自発的に実施。その後、無清澄、無濾過で、SO2 も無添加で瓶詰め。
現行ロットは 2021 年の収穫ブドウ 100%。収穫日は 9/15。2023 年 4 月に瓶詰め。総生産量 600 本。アルコール度数は 12.7 度。2024 年 5 月時点の SO2 トータルは 6mg/l 以下の検出限界値。
『Virée ヴィレ』とはフランス語で、『お店をはしごする』ことや『色調の変化』を意味する言葉です。醸造中にワインのオレンジの色合いが刻々と変化していくことから命名されました。
輸入元:VIVIT
詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。
http://www.vivit2012.co.jp/cn7/sebastienfezas.html