ドメーヌ ヴァンシー / シャンパーニュ ル グラン ダルジャン 2014 (/シャンパーニュ)

FRS0004614
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ドメーヌ ヴァンシー / シャンパーニュ ル グラン ダルジャン 2014(泡)

(FRS0004614)

ヴィンテージ:2017

生産国:フランス

生産地:シャンパーニュ

葡萄品種:シャルドネ100

コメント【商品説明】:

後日追記。

 

以下、輸入元コメントです。

DOMAINE VINCEY

オジェの新生ドメーヌのビオディナミ・シャンパーニュ

オジェに本拠を置くドメーヌ・ヴァンシーは、現当主のQuentin Vincey カンタン・ヴァンシーで 8 代目になります。1988 年生まれのカンタンは、アヴィーズのリセ・ヴィティコールで学んだ後、独学でワイン造りを習得するため、オーストラリアとフランス各地の造り手を訪ねて回って、直接生産者と交流して、様々なこと特にビオディナミについての情報を徹底的に吸収しました。そして、2008 年にドメーヌに参画。もともと父の時代までは協同組合で、コート・デ・ブラン以外のモンターニュ・ド・ランスやコート・デ・バールなどに約 7 ヘクタールの畑を所有していました。

しかし、カンタンは自分の目の届く範囲の畑に完全に専念するために、オジェとメニル・シュール・オジェに所有する畑以外は全て他人に栽培を委託することにしました。それらのブドウは、カンタンの父の時代と同じく共同組合のシャンパーニュとして販売されていますが、カンタンはそちらの栽培や醸造には全く関与していません。カンタンが自身で管理する“ドメーヌ・ヴァンシー”としての畑は、オジェに 3.5ha、メニル・シュール・オジェ 0.5ha で、2008年からすぐに除草剤や殺虫剤などの化学薬品の使用を止め、ビオロジック(AB 認証)に転換しました。また、ビオディナミも導入して、一年を通して常に畑を観察して目を光らせています。

そして6年を掛けてビオとビオディナミによって畑の生命力が高まったと判断した2014年からドメーヌ元詰めのシャンパーニュを手掛け始めました。4ha の畑をビオディナミで栽培していますが、自分の理想とするシャンパーニュ造りには資金が必要なため、今も半分以上のブドウはネゴシアンに売却しています。しかし、ビオディナミのネゴシアンのみを厳選してブドウを売却しています。一部名前を明かせるのはルクレール・ブリアンとド・スーザになります。ドメーヌはブドウ栽培だけでなく、養蜂や果樹、牧畜、野菜など様々な農業家が加盟するビオディナミの団体 MABD(Mouvement de l’Agriculture Bio-Dynamique)に加盟しており、勉強会などを通じて常に最新の情報を学び続けています。

栽培について

耕耘は、土に空気を入れることと、土が固まってしまうのを避ける目的で、表土のみを軽く耕しています。ドメーヌの元詰めキュヴェのブドウを栽培しているリュー・ディの畑に関しては、馬で耕耘をしています。馬はオジェに住む隣人が所有するもので、ドメーヌの所有する村の牧草地で管理されています。

動物もできる限り地元で生育されている動物を使いたいという考えからです。畝の間にはカバークロップを生やしており、2019 年からはそれを全ての区画に広げました。施肥に関しては、堆肥や有機肥料は用いていません。その代わりに、緑肥として、イネや野菜、穀物などを畑に撒いて栽培しています。

例えば、エンバク(オーツ麦)のような穀物は土を換気し、土をしっかりさせる働きがあります。また、空豆のような野菜は地中に窒素を供給する働きがあります。これらの植物は春に畑を鋤く際に土と一緒に耕し、畑にすきこんで肥料にしてしまいます。また、他の植物を生やすことによって畑と畑の周囲の生物多様性が広がるという利点もあります。

剪定法に関しては、シャブリ式を採用しています。シャブリ式剪定法は、ブドウ木の樹液の流れを妨げないため、ブドウ木にとって最も優しい剪定法であると考えているからです。剪定は、ビオディナミカレンダーに則って、天体と月の位置を考慮した最適の日に行っています。

徒⾧枝はつるをワイヤーに固定する際に全て取り除きます。また、主要な区画では夏季に伸びた新梢の先端を切る摘芯(ロニャージュ)を止めて、伸びた枝を編み物のように束ねるトリコタージュを行っています。成⾧ホルモンはブドウ樹のツルの先にたまるため、摘芯をすると、ホルモンバランスが逆転してしまうのからです。除葉は、その年の天候や状況に応じて実施しています。いずれにしても、ドメーヌでは畑作業で最も大切なことは、毎日畑の声に耳を傾けて、ブドウ木の変化やエネルギーバランスを注意深く観察して、その変化に応じて畑作業を行うことであると考えています。

醸造について

ドメーヌの元詰めのシャンパーニュには、手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)しか使いません。一次発酵は野生酵母のみで、必要最低限の SO2 以外には何も加えずにナチュラルな醸造を行っています。発酵はブルゴーニュ産のバリック(新樽は用いない。またキュヴェに応じて一部はステンレスタンク)で行います。マロ発酵は行わず、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターで瓶詰めを行います。

ティラージュの際には、2019 年からさらにナチュラルな醸造に進化させるために、直近の年に収穫したブドウの果汁を添加しています(例えば 2019 年の 10 月に行われた 2018 年物のキュヴェのティラージュでは、2019 年に収穫したブドウの果汁が添加されました)。一般的なシャンパーニュであれば培養した酵母と蔗糖が添加されます。しかし、同じ畑のブドウ果汁であれば、付着している野生酵母と糖分が存在しているため、よりナチュラルな醸造になるというわけです。

二次発酵とマチュラション・シュール・リーは王冠は使わず、全てコルクで行っています。これは王冠とコルクでテストを続けた結果、コルクの方がワインの香味に対して良い結果が得られたからです。ルミュアージュも全て手作業で行っています。デゴルジュマンも生産量の50%はア・ラ ・ヴォレで行っています。ドザージュにはブドウの濃縮果汁 MCR(Moutconcentre et rectifie)を使っています。ビーツやサトウキビなど様々なものを試した結果、ドメーヌでは MCR が最も香りや味わいがニュートラルに保たれて、フレッシュであると判断したからです。

その他

ドメーヌによれば、ビオディナミを実践してから、畑の土が空気によってより換気され、固まることが少なくなったそうです。また、腐葉土が増えたことによって土の色が濃くなり、地中と畑の周囲の生物多様性がより豊かになり、昆虫やミミズ、鳥なども増えたことが観察できたとのことです。また、年を追うごとに、ブドウの房が詰まり豊満になり、ワインの味わいもより個性的になっているそうです。

カンタン・ヴァンシーは、友人であるギョーム・セロスやオロール・カサノヴァ、ローラン・ヴォーヴェルサン、ジャン・フィリップ・ワリスなどと頻繁にワイン造りについての手法や哲学について意見交換をしています。また一緒にワインの試飲なども行って知見と交流を深めています。

ドメーヌが初めてリリースした 2014 ヴィンテージの 2 種類のキュヴェは、2019 年の年末にリリースされたばかりですが、早くもシャンパーニュを代表する三ッ星レストラン、ラシエット・シャンプノワーズに採用されました。また、イタリア、スウェーデン、オーストリア、スイス、オランダ、チェコ、アメリカなどの欧米のインポーターの間で争奪戦が始まっています。弊社も世界各国のバイヤーと競いながら、なんとか日本への割り当てを確保しました。

ドメーヌ・ヴァンシーではミレジメのキュヴェしか造りません。2014 ヴィンテージは 2 種類のキュヴェのみのリリースでしたが、今後、段階的にオジェの他のリュー・ディや、メニル・シュール・オジェに所有する 2 つのリュー・ディのキュヴェなどもリリースされる予定です。

 

LE GRAND JARDIN

オジェのリュー・ディ“ル・グラン・ジャルダン”のブドウに由来するリュー・ディ・キュヴェ。

ドメーヌの区画は、マッサル・セレクションの苗木を 1967 年に植樹した古木の栽培面積
0.48 ヘクタール。
品種:シャルドネ(オジェ)100%
収穫年:2014 年 100%

手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、必要最低限の SO2 以外には何も加えずにナチュラルに行う。発酵は 100%オーク樽(新樽は用いない)で行い。引き続きオーク樽でシュール・リーの状態で熟成させる。マロ発酵は行わずに、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュ。二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い、ルミュアージュも手動で行う。

2014 ヴィンテージは 2015 年 5 月にティラージュ。2020 年 7 月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は 62 ヶ月。ドザージュはゼロ。総生産量は 1,943 本。アルコール度数は 12.5 度。

味わい:リンゴやパイナップル、洋梨、バターなどの心地良い香り。クリーミーなテクスチャーで柔らかくエレガントな口中。焼いたパンやイースト、発酵バターなどのニュアンスが広がる⾧い余韻

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://vivit2012.co.jp/cn7/debichery.html

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