ダイヤモンド酒造 / シャンテY,A Vrille ヴリーユ 2013 (日本)

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ダイヤモンド酒造 / シャンテY,A Vrille ヴリーユ 2013(赤)

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※限定的な商品の為、お一人様2本までの販売とさせて頂いております。

※他酒販店様のご購入、他の方への転売目的でのご購入とお見受けする場合、販売をお断りさせて頂くこともございます。ご了承ください。

 

VT:2013

生産国:日本

生産地:山梨県 韮崎市 穂坂地区

葡萄品種:マスカット ベーリーA

コメント【商品説明】:

希少性の高いMBAの傑作。

2011年産まではダイヤモンド酒造のトップ キュヴェとしてリリースされていた、イグレックキューヴ用の畑の中から、更に完熟まで収穫を引っ張り、酸とのバランスのとれた葡萄を厳選し醸造されます。

ダイヤモンド酒造が本拠地(醸造所)を構えるのは勝沼ですが、樽熟シリーズと呼ばれるマスカット ベーリーAは韮崎市の穂坂地区で契約栽培されています。韮崎と言えばサッカーの中田英寿さんなんかが有名ですが、葡萄の生育に適しているという事で注目を集めています。甲府盆地を挟んだ反対側に位置しています。結構離れていまして、その少し先には清里が。清里と聞けば、高原の涼しいイメージですが、この【昼と夜の気温差】が葡萄にとってはとてもポジティヴに作用します。

2012年は700本、2013年は900本のみの限定醸造。この世から消えて無くなるのは時間の問題です。2012年産の葡萄で造られたファーストヴィンテージのリリース時に「いや~、高いんできっとそんなに売れませんよ」と造り手の雨宮さんは言ってましたが、ワイン関係者はこんなに安いのは間違いじゃないのかなって思ってるはずです。

 

標高差と斜面の向きの違いが生むコントラスト。

では、同じ山梨県の勝沼地区と穂坂地区で何故そこまで気候が変わって来るのか。まずひとつは標高差です。勝沼で葡萄が栽培されるのは標高380~450メートル、対して穂坂は350~600メートル(メルシャンHPより)。でも、温暖化の影響などで勝沼でもだんだん葡萄が栽培できる標高が高くなって来ているそうで。標高が高くなると気温は下がりますが、一概に気温が下がったら葡萄が美味しくなるのかって言えば、そんな事もありません。

一番大きな要素はその斜面の向きです。穂坂は甲府盆地の北西、勝沼は東に位置していることから、ざっくりと穂坂は南東向き、勝沼は南西向きの斜面になります。勝沼に対して穂坂は西日の影響を受けにくい傾向にあるので【昼と夜の気温】差が大きくなるのです。

※勝沼の全ての斜面が南西向きではないように、あくまで広域的なお話です。

葡萄の果実はその一粒一粒で太陽の恵みを受け止めます。朝、陽が出てから果皮のすぐ裏、果実の外側から熟し始め、酸を糖に変化させます。果実の内側へとその変化は徐々に進行していきますが、その途中で夜になると果実の中心部(特に種と種の間)は熟さずに酸を残して生育します。

西日の影響を受けにくい穂坂の果実は、内包する熟さなかった強い酸と、朝から昼までたっぷり浴びた太陽で作った糖分が共存します。これが、ワインになった時にとても良い方向に作用します。酵母の餌となる糖はアルコールを高めボリューム感を生み、ワインに力を与えます。酸は骨格を形成し、又、熟成と共に旨みへと変化して、果実味的な要素と交わり香り高いアロマやブーケの源となります。

このヴリーユなどのキュヴェの葡萄でテーマになっているのは、収穫時期を遅らせるという部分です。書けば簡単ですが、これが勝沼ではなかなか出来ない事なんです。あまり収穫を待ってしまうと、完熟しすぎてしまって酸が残らず糖化してしまって、ワインになった時の味わいが単調になってしまうからです。

果実が熟す熟さないは葡萄のDNAが決める事なので、ここで言う温度的なものは「体感温度」だったりもするので、これをコントロールするという技術としてはキャノピー マネージメントと言われる、葡萄自身の葉っぱで出来る日陰や風通しなどを操作するテクニックもあります。ただ、根本的な気候条件に勝るものはありません。抜群の気候条件&職人の栽培技術こそが究極のバランスの果実を生み、最高のワインとなるのです。

醸造家の吉男さんの頭文字のYと、栽培家の二人の横内さんの頭文字のYからY3(イグレック キューヴ)と呼ばれた、ダイヤモンド酒造さんのトップ キュヴェは、日本ワインブームなんて言葉が聞こえてくるずっと前から傑作でしたが、まだまだ進化を続けています。

マスカット ベリーAの究極の姿を楽しむもよし、目隠しをしてブルゴーニュ好きの方に飲ませて、なぞなぞを出すのもよし、です。