クメティヤ ナンド / エウゲン エルデーチャ (スロヴェニア)
クメティヤ ナンド / エウゲン エルデーチャ NV(赤)
VT:表記無し
生産国:スロヴェニア
生産地:プリモルスカ
葡萄品種:メルロー95、カベルネ ソーヴィニヨン5
コメント【商品説明】:
スロヴェニアの注目株。
所有していた畑が、国境によりイタリアとスロヴェニアに分断されてしまったという面白い経歴の作り手。ご紹介するのはスロヴェニア側の畑。スロヴェニアにワインを飲んだとこが無い方、いよいよその機会がやってまいりました。
今年もリリース前に争奪戦が行われまして、それぞれたくさんではありませんが確保できました。
赤も秀逸。飲んで損なし。
少しでも迷ったあなたなら、カートに入れても損は有りません。だってこのワイン、買いたくたってなかなか買えないワインなんです、酒屋的には。
以下、輸入元コメントです。
Kmetija Nando
ヨーロッパの中央に位置し、イタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーに囲まれたスロヴェニア共和国は、多様性に富んだ地形と複雑で長い歴史を持っています。スロベニア北西プリモルスカのゴリシュカ・ブルダ地区、クメティヤ・ナンドはイタリアのフリウリ、コッリオ地区との国境まで目と鼻の先となるPlesivo(プレシーヴォ)に居を構えています。
所有する5.5ヘクタールの畑は戦後、国境が引かれたために、60%がイタリアのコッリオに、40%がスロベニアのブルダに位置しています。
南のアドリア海からの暖かい空気と北部ジュリア・アルプス山脈からの冷たい空気が混ざり合う理想的な地中海性気候を享受しています。
テラス状の畑は標高100~200メートルに位置しており、土着品種であるレブーラ(リボッラ・ジャッラ)、フリウラーノ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、そしてカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが植わっています。それぞれの樹齢は9~40年、ヘクタールあたりの収穫量は4,000~6,000kgに抑えられています。
ポンカ土壌はスロヴェニアの言葉でオポカと呼ばれる泥灰土です。
病害対策のための銅および硫黄による防除は控えめに施されます。化学物質、薬品は使用していません。畑には下草が植えられており、収穫は9月から10月、完全に成熟した時点で手作業で行われます。
発酵の際は培養酵母や硫黄、化学物質の介入をしない自発的な発酵です。酸化防止剤は瓶詰め時にごくわずかに添加されます。
当主Andrej Kristancic(アンドレイ・クリスタンチッチ)は家族の農場(クメティヤ)で25年間ワインを造っています。
彼が農業高校でワイン造りを学んだことによって、祖父Nando(ナンド)が創立した家族の伝統を継承しつつもワイン造りというアプローチを始めることが出来たのです。
アンドレイはブルダの土地への尊重とクメティヤの知識を生かし、自然に優しく出来るだけ介入しない方法を用いてワイン造りに反映させています。
NV Eugen Rdece
葡萄:メルロー95%、カベルネ・ソーヴィニヨン5% 樹齢:25年
畑・土壌:0.25ヘクタール メルローPlesivo村、カベルネ・ソーヴィニヨンCavez
栽培:シングル・グイヨ仕立て 生産量:1,500本
醸造:すべて除梗。天然酵母のみで自発的な発酵。果皮と共に30
樽発酵。熟成:古樽で24か月
アンドレイの祖父、Eugenの名前を冠した特別な赤ワインで日
明るく太陽を思わせるメルローがボルドーならば暗い夜空を照らす
浸漬に由来する驚くほど細やかなタンニンの粒子は冷ややかで熟成
根菜を思わせる土っぽい旨味。酸も毛羽立つことなく大きく広がる
ふかふかに耕された土を思わせる包容力のある広がり、大きな余韻
素材感をそのまま前面に出すナンド節を赤に転写するとこうなるの
特別な時に相応しい赤ワインです。