レ テール ブランシュ / ブレ タンドル (フランス/その他の地方)
レ テール ブランシュ / ブレ タンドル 2018(白)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:ロワール
葡萄品種:シュナン ブラン100
コメント【商品説明】:
シュナンが楽しい「ドゥミ セック」。
完熟後、樹上で乾燥が部分的に進むまで収穫を我慢してポテンシャルを高めたブドウを、発酵完了手前で工程を中断。
粒毎にバラバラに熟していくシュナン ブランの個性を活かし、果実の深みと自然な酸のバランスを取っています。
シュナン ブランとわかってワインを飲んだ時に、あんまりスッキリしているとなんだか物足りなく感じてしまう事もありますが、こちらはドゥミ セック(やや辛口)ですから、そんなご心配は無用。
ゴクッと飲んでも、ちみちみ飲んでも楽しめる、お食事にも合わせやすい万能なスタイルになっています。
以下、輸入元コメントです。
Les Terres Blanches
2008年1月、アンジェのサロンでコストパフォーマンス溢れるシュナンを発見、2009年6月にはこの地を初訪問しました。
ソミュ―ルの南、Deux-Sèvres(ドゥーセーヴル)県のOiron(オワロン)村に位置するレ・テール ブランシュ。現当主のブノワ・ブレが、前のオーナーから引き継ぎ、この地に移ったのが2004年、ブノワが30歳の時でした。醸造所や事務所に手を加え、畑内の上質な白泥灰土質の小丘「Terres blanche(白い土地)」からドメーヌ名を名付けました。のどかな田園風景が続くこの地域で造られるワインは、Vin de Thouarsais(ヴァン ドゥ トゥアルセ)と呼ばれ、VDQSに格付けされています。気候は温暖で降水量600mm以下と乾燥しているため病虫害も少なく、保水力の高い粘土質、石灰質、泥灰土などの土壌に恵まれています。数区画に分かれる畑の面積は8.5ha、2008年からはビオディナミ農法を実践しています。農夫であった父と小さなフォームに居住し自給自足を行っていたブレ家。ブノワはなんと三つ子の兄弟の真ん中、幼き頃から兄弟と一緒に畑仕事を手伝っていたため、農薬を使用しないことの大切さや食べ物が生まれる軌跡を目の当たりにしてきました。
トゥーレーヌ中央部に比べ格段の太陽の厚みを感じたオワロン村。日焼けした肌に黒髪で大きな笑い声が印象的な妻セリーヌ、息子マキシムと娘シャルロット、日本を想ってネーミングされた愛犬「ディオニー」が笑顔で迎えてくれました。遊び場は畑だという子どもたちとディオニーが元気いっぱいに駆け回る姿、仲睦まじい夫妻、テールブランシュには家族の愛が満ち溢れています。
「家族のおかげでワイン造りに専念できる」というブノワが造り上げるワインは熟度が高く、豊かな骨格と優しい膨らみが特徴。2008年、アンジェのサロンでアルザスのビオディナミスト、マルク・テンペが「高貴ゆえに硬くなりがちなシュナンの果実味を柔らかく酸味と共にぶれない味わいに仕上げるブドウのポテンシャルと醸造センス」を賞賛したことを思い出します。
現在、世界中から引く手あまたのブノワのワインは輸入量も限られます。この稀少な味わいをご家族や楽しい仲間とご一緒にお楽しみ下さい。
Blet Tendre
ロワール南部オワロン村の愛情溢れる家族経営のドメーヌ、ブレは生産者の苗字でありフランス語で小麦の意で、タンドル=優しいです。パスリヤージュするのを待ってから収穫した後、プレスし地下のセメントタンクに流れ出た果汁を発酵、アルコール度数が12.44度の時点で発酵を止めました。イエローゴールドの外観から白桃の香り、まったりとした甘味にふくよかなボディが印象的です。